フランス在住ママ連載|BIOでエコなフランス生活。
petit à petit|himama流フランスで子育て Vol.11
フランスで暮らすhimamaさんファミリーの日常を綴る人気連載。「BIO」ってよく聞くけど、何のこと?BIO先進国のフランスでの、エコ情報をお届けします。
渡仏して1年以上が経ち、フランス生活にも慣れてきた我が家。
今回はフランスのBIOでエコな生活をお届けします。
BIO大国フランス
どこに行ってもBIOなフランス。街中にはたくさんのBIO専門店があります。
スーパーにも必ずと言っていいほど、BIO商品専用のコーナーがあります。
BIOとは?
「BIO(ビオ)」とは、日本でいう「オーガニック」や「有機」の食品、製品のこと。
農薬や化学肥料などをいっさい使用せず、100%有機の原材料によって生産された無添加オーガニックな商品。
ここの左一角が全てBIO製品。
少し大きめのスーパーに行くと、全体の3分の1ほどがBIO製品で占められていることも。
フランスでは2001年に有機農業庁が設立され、国を起こしての農業環境の改革を進め始めました。
厳しい条件をクリアすると、この有機農業庁から認証を受けられます。
右下のABと葉っぱがBIO認証のマークです。
もちろん認証を取らずにBIO製法を行なっているところもありますが、スーパーで見かけるほとんどのBIO製品には認証を受けた証のマークがついています。
野菜だけじゃないBIO製品
日本で「オーガニック」というと、野菜や果物を思い浮かべることが多いのではないでしょうか?
フランスでは農産物以外にも、加工品や海産物、化粧品などにもBIO製品が存在します。
卵とパンなどの加工食品。
ペットフードまでBIO。
BIO紅茶コーナーも広々と。
気になるお値段は?
日本で有機食材というと、かなり高いイメージがありました。
フランスの場合も同様に、BIO以外の商品に比べると少しお高め…
でもその差はそこまで大きくなく、かなり気軽に購入できる印象です。
どのくらいの割合の人がBIO製品を選んでいるかは定かではないのですが、マルシェなどに行ってもBIOのお店に多くの人が並んでいることは事実。
フランス人の生活の中にBIOが定着しているということは間違いなさそうです。
我が家もフランスに来てからはBIOがあればなるべくそちらを選ぶようにしています。
というのも実は、夫が働くワイナリーはこのBIOの認証を得ており、なるべく農薬を使わないように作る上での大変さを身をもって実感しています。
BIOを選ぶ理由の1つに、BIO農業従事者を応援したいという気持ちもあります。
BIO製品は人の手がかかります。
使う分だけ。量り売りでロス削減。
それぞれの家庭にぴったりの量で。
フランスのスーパーでよく見られるのが量り売りのコーナー。
野菜は1個単位で購入できます。
日本でもたまに見かけるシリアル、ナッツ系の量り売りは多くのスーパーで設置されています。
既製品ではなく、自分の好みのシリアルを作れるのも嬉しい!
種類が多すぎて迷ってしまいます!
生鮮食品もカウンターで注文。
スーパーの中には、お肉屋さんと魚屋さんがあり好きなだけオーダーできるようになっています。
お肉屋さん。
魚やさん。
フランスは豚挽肉が売っていないことが多いので、餃子を作る時はお肉屋さんでミンチにしてもらうことがあります。
こんな物まで量り売り。
右が洗剤の量り売り。
容器も繰り返し使えるので、エコですよね。
左が猫砂。
消耗品の猫の砂も容器に詰め替えできるタイプ。
毎回ビニールゴミが出なくて良さそうです。
日々の生活が環境改善に繋がる。
フランスで生活をし始めてから、日常生活にエコを取り入れやすいなと感じることが多いです。
「使い捨てしない」という意識がフランス人に根付いていて、何回でも使い回しできるようなアイテムもたくさん販売されています。
日本では専門店に行かなければ買えなかったBIOの食品も、気軽に購入することができます。
もちろん毎回取り入れるのは難しいかもしれませんが、選択肢があるのはとても嬉しいことです。
大きくなったのでもうすぐカートも卒業かな。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、À bientôt!
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