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海外おうち時間の過ごし方【ロンドン編】

海外おうち時間の過ごし方【ロンドン編】
STAY HOME TOGETHER Vol.3

新型コロナウィルスの影響で日本だけでなく、いま世界中が自粛生活に。

 

「STAY HOME TOGETHER」をコンセプトに、世界各地に在住中のクリエイターさんやパーティープランナーさんたちが、現地でのおうち時間をどう過ごされているのかをクローズアップしてお伝えします。

 

英ロンドンの「ソーシャル・ディスタンス」ライフ

ARCH DAYSでおなじみの英国在住アートディレクター「CHATTERBOX by nippie」。

 

現在ロンドン芸術大学(Central Saint Martins)で空間デザインを学びながら、3歳の娘さんの子育てを満喫中。

 

そんなnippieさんに、現在外出禁止となっているロンドンでの「ソーシャル・ディスタンス」ライフの様子を伺いました。

 

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明るい笑顔がとってもキュート!nippieさんと娘さん

 

自宅待機生活の過ごし方

ロンドンでの自宅待機生活はママ業だけでなく、大学院のオンライン授業を受けながら、ナーサリーが休園となっている娘さんのホームスクーリングを同時進行中。

 

芸大生として勉強をしながらのおうち子育て生活、相変わらずバイタリティ溢れるnippieさん。

 

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大学院のオンライン授業の様子

 

もちろん毎日忙しくずっと家の中にいるのは時々ストレスにもなるけれど、家族みんなが楽しくハッピーに過ごせるように工夫をしているそう。

 

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ロンドンらしいカラフルなインテリアがとってもかわいい娘さんのお部屋

 

子ども同士もオンラインでつなげて遊ぶ時間を作る

ナーサリーが休園となってしまった娘さん。もちろんお友達に会うことはできず毎日おうちで過ごすことは日本の子どもたちも同じ状況ですよね。

 

そんな娘さんのお友達のママたちとnippieさんは「Online Playdate」をたびたび実行。

 

Playdate(プレイデート)って何?

イギリスやアメリカ、オーストラリアなど英語圏の国でよく耳にする「Playdate」。

 

「プレイデート」とは、親同士が場所や時間を決めてカジュアルに子ども同士を遊ばせる(Play)デートのこと。

 

Zoomなどのオンラインツールを使い、子ども部屋に設置することで自分のおもちゃで遊びながらお友達の様子も見れたり、お互いにコミュニケーションをとったり、子どもたちもとても嬉しそう。

 

そんな「オンライン・プレイデート」に合わせてパソコンのカメラからお部屋全体が見えるように、子供部屋のインテリアをアレンジしたのだとか。

 

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週末は親子でクラフトタイム

週末になるとnippeさんのオンライン授業もお休みとなるので、娘さんとDIYやクラフトを楽しむのが習慣に。

 

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子どもの作品はおうちに飾る

親子のクラフトタイムに娘さんが描いた絵などは、フレーム代わりに一回り大きい画用紙に貼って壁にデコレーション。

 

親にとってはとても簡単な作業だけど、自分が描いた絵を飾ってもらえることを娘さんはとても喜んでくれるそう。

 

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子どもの想像力は無限大!壁一面に飾られた娘さんのアート

 

ロンドン生活だから良かったこと

数か月前から外出禁止となってしまったロンドンですが、自粛生活の中でよかったなと思うポイントをnippieさんに伺いました。

 

みんなで乗り越えようという雰囲気

新型コロナウィルスのパンデミックに対して、みんな一丸となって乗り越えようという雰囲気を感じます。

 

スーパーに行く時は必ず一人で入店して短時間で済ませる、お会計に並ぶ時は2メートル開ける、店内の通路が一方通行などなど…もちろん不便なこともありますがルールが明確なので慣れてしまえば安心して買い物ができることが良いと思います。

 

街中でもすれ違う時はお互いに距離を取るため譲り合ったり、会話を最小限にするためウィンクをしたり、手を振ったり、小さな思いやりに元気をもらっています。

 

#rainbowforhope

1日1回は運動のための外出が許可されているので「#rainbowforhope」 の虹を探しながら親子で楽しく近所を探検しています。

 

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#rainbowforhope(レインボー・フォー・ホープ)って何?

直訳すると「希望への虹」という意味の「Rainbow For Hope」。

 

ロンドンがロックダウンとなった3月末あたりから街中に現れるようになったカラフルな虹の絵は、学校側が登校できなくなった子供たちに「希望を広めよう」と虹の作品作りを促進したことからはじまったのだとか。

 

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おうちの中から「街を明るいムードにしよう」という想いをこめて、子どもたちは各々の虹の絵を窓に飾るように。

 

この#rainbowforhopeはイギリスだけでなく、世界中の街で行われている運動となっています。

 

近所をお散歩しながら、窓に飾られた可愛い手書きの虹を見るとみんな自然と笑顔になります。

 

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こちらはお散歩中に、その日の虹アートを探す娘さん。

 

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そして娘さんも、希望を広めるための虹アートを制作!

 

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イギリスの医療・介護従事者に拍手を

ロンドンでは毎週木曜日の20時に、最前線で働くNHS(National Health Service = 国民保健サービス)や介護職員などに感謝の気持ちを込めて拍手をしています。

 

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この時だけは静かな街が賑やかになる瞬間。

 

拍手を送る私たちも、またもう1週間頑張ろうという気持ちになり励まされます。

 

思いは同じ、世界のおうち時間

いかがでしたか?nippieさんのロンドン「ソーシャル・ディスタンス」ライフ。

 

日本で過ごすおうち時間のヒントや、共感できる思いも多いはず。

 

みなさまのおうち時間が、少しでも充実したものとなりますように。

 

STAY HOME TOGETHER

ARCH DAYSでは他にも海外おうち時間の過ごし方を紹介中です。

 

【オーストラリア編】

 

【アメリカ・カリフォルニア編】

カルフォルニアのおうち時間

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ARCH DAYS編集部

Y

NY生まれ 料理好き DIY好き

2人(男・女)の子持ちママとしても日々奮闘中。

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