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フランス在住ママ連載|子連れにもおすすめ!西仏の街ナントの魅力

フランス在住ママ連載|子連れにもおすすめ!西仏の街ナントの魅力
petit à petit|himama流フランスで子育て Vol.17

フランスで暮らすhimamaさんファミリーの日常を綴る人気連載。今回はhimamaさん一家が住んでいる、フランス西部の都市「ナント」の魅力ご紹介。フランスに訪れた際には足を運んでみたくなる、素敵な街を要チェック。

 

 

フランスに移住してこの冬で丸2年。

 

今回は我が街、ナントの魅力をお届けします。

 

ナントってどこ?

西仏ロワール川沿いの現代アートの街。

パリからTGVで2時間、車で4時間程のフランス西部の街「ナント」

 

町の中心、ロワイヤル広場。

 

日本人にとって、ナントというと聞き馴染みがあまりない土地ですよね。

世界史で勉強した「ナントの勅令」というと、もしかするとピンと来る方もいらっしゃるかもしれません。

 

かつては産業都市として栄えていたのですが、今では現代アートの街として生まれ変わっています。

 

TGVって?

フランス国内の主要都市を結ぶ高速列車。

「Train a Grande Vitesse(超高速列車)」の略で、フランス語では「テ・ジェ・ヴェ」と読みます。

 

ナントの魅力、おすすめスポット5つ

01子供たちは大興奮!街のシンボル機械仕掛けの象

「海底2万里」や「十五少年漂流記」などでお馴染みの、ナント出身作家ジュール・ヴェルニュの小説の世界観をテーマにした展示などが観られる「マシーン・ド・イル」

 

巨大な機械仕掛けの象は、ナントの街のシンボルとなりました。

 

機械仕掛けの象と巨大メリーゴーラウンド。

 

大迫力の機械仕掛けの象は動き方も意外とリアル。

背中に人も乗れちゃいます。

 

油断していると危険!後ろから水をかけられます…!

 

みんな逃げろ〜!

 

夏は最高のアトラクションです。

子供たちも象の足元でスタンバイ。

 

3階建てのメリーゴーラウンド。

 

こちらは珍しい3階建てのメリーゴーラウンド。

海中生物がモチーフとなった不思議な乗り物に乗れます。

 

最上階のでっかい魚が娘のお気に入り。

 

どの乗り物にも仕掛けがついていて、乗りながら生き物の一部を動かせるようになっています。

 

一階と二階。

 

2階には宙に浮いた乗り物が。残念ながら、ここの部分だけ身長制限ありで小さな子供は乗れません。

 

子供から大人まで、乗っても見ているだけでも楽しめるアトラクション。

ナントに来たなら必見です!

 

02ブルターニュ公爵城

かつてブルターニュ公爵の住居として使われていた小さな城。

実は「ナントの勅令」が発令されたのもここ。

 

後ろに見えるのがブルターニュ公爵城。

 

城の前には大きな水面鏡があります。

水が湧き出てくるので、夏は子供たちでいっぱいに。

 

娘の七五三はここで撮影しました。

 

水面に写る様子がとても美しいです。

 

城の中も無料で開放されているので、いつでも見学が可能。

中にはナント歴史博物館もあります。

 

お城に合うように洋風コーディネート。

 

城の前の芝生ではピクニックなどもできます。城まわりでゆっくり過ごすのもおすすめ。

 

03パサージュ・ポムレ

フランスで最も美しいパサージュの一つとも言われる、「パサージュ・ポムレ」

 

パサージュとは日本でいう商店街のような、中に商店が連なる通りのこと。

ナントのパサージュはフランスでも珍しい3階建の構造になっています。

 

入り口は何箇所かあります。

 

中の装飾が非常に細かく美しいです。

クリスマスには装飾が足され、より豪華な雰囲気に。

 

中には高級ブティックから雑貨屋さんまで、様々なお店が連なっています。

 

夜はまた違った雰囲気に。

 

04植物園

ナント駅から徒歩1分ほどの所に位置する「ナント植物園」

こちらも子供連れに人気のスポット。

 

公園の真ん中にある池にはアートが。

 

公園内には、さまざまなコンセプトのアートが広がっています。

 

園の奥の方にはまるで自分が小人化したように感じるオブジェもあり、子供たちも一緒に楽しめます。

 

かなり人馴れしたヤギ。

 

ヤギに触れ合えるスペースも。

出入り自由で無料です。

 

 

小さな滝や、子供用の遊具もあります。

たまに園内を鴨の親子が散歩していたりと、バラエティ豊かな公園。

 

ピクニックをすることはできないのですが、園内の至る所にベンチが設置されているので、子供を遊ばせながら大人たちはコーヒーで休憩するのもありですね。

 

05少し足を伸ばせば海。

ナントはブルターニュ東南の端に位置しています。

そのため、車で1時間も行けばすぐ海に遊びに行けるのも良い所。

 

クロワジックの海。

 

我が家も夏になると、週末にポルニックやクロワジックに日帰りで遊びに行きます。

気軽に海に遊びに行けるのは、子連れには嬉しいポイント。

 

海が近いのでナントにも新鮮な海の幸がたくさん入ってきます。

 

どれも新鮮で美味しい!

 

新鮮な牡蠣や貝、海老などが盛り合わせになったプレートも絶品。

ぜひ地元のミュスカデワインとペアリングを!

 

ガレットの具材は種類豊富で、毎回迷います。

 

ブルターニュ名物のガレットやクレープを味わえるお店も何軒もあります。

ガレットにはシードルを合わせるのがブルターニュ流。

 

子育て世代に大人気

移住者急増中のナント

近年、フランスの住みたい街ランキングの上位に名前が上がるほどの人気があるナント

 

特に都市部からのファミリー移住が非常に多く、娘の同級生にも何組かパリから引っ越してきたという家族がいます。

 

実際に私たちもナントに2年住んでみて、とても住みやすい街だと感じています。

 

自然も豊かで、治安もそこまで悪くない。

住んでいる人々も都心に比べるとアットホームで優しい人が多いように思います。

 

週末は3人で自転車でお出かけ。

 

フランス旅行をする際に、ナントの名前が上がることはあまりなかったと思いますが、モンサンミッシェルへ行く途中に寄ってみてはいかがでしょうか?

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは、À bientôt!

 

 

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himama

himama

写真をこよなく愛する主婦。

現在フリーのwebディレクター。

2018年に女の子を出産。

2020年夫の転勤でフランスに移住。

 

Instagram:@y_himama0918

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