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フランス在住ママ連載|幼稚園から義務教育!初めての学校生活がスタート

フランス在住ママ連載|幼稚園から義務教育!初めての学校生活がスタート
petit à petit|himama流フランスで子育て Vol.5

フランスで暮らすhimamaさんファミリーの日常を綴る人気連載。今回は、9月から始まった娘ちゃんの幼稚園生活をご紹介。幼稚園から義務教育のフランス。お守りに持たせる〇〇とは?たくさんの日本との違いを探してみてくださいね。

 

フランスの新学期は秋からスタート。

あっという間のバカンスを終え、フランスでは新学期シーズンのスタートです。

 

フランスでは「L’ecole maternelle」といって、幼稚園からが義務教育

 

入園初日の朝。

 

学年の数え方も日本とは違い、基本的には同じ年の1月生まれから12月生まれが同級生となります。

 

公立であれば授業費は無料で、かかるのは給食費のみ。

給食費はその家庭の収入によって計算されます。

 

入学準備。

手作り一切なしの持ち物

春先に市役所で幼稚園の申し込みをします。

 

その後5月半ばに幼稚園の園長先生と面談があり、そこで必要な書類や園の簡単な説明などを受けます。

コロナ禍ということもあり、例年とは異なるルールなども設けられていました。

 

この時点で入園当日の持ち物がわかったので、早速準備を進めます。

 

といっても持ち物が本当に少ない…!

 

初日の持ち物

 

必要なのは、下記4つのみ。

  • ノートが入る大きさのリュック
  • 学校に寄付するティッシュとキッチンペーパー
  • お着替えセット、
  • お昼寝の時にベッドの上に敷くマット

 

特にサイズや形を指定をされるものもなく、全てすぐに揃えられました。

もちろん手作りするものも一切なし。

 

フランスは共働き家庭がほとんどなので、準備にかかる負担は最小限に、という考えが根付いているようです。

 

日本と同様、全てのアイテムに名前をつけます。

 

入園に必須条件あり!

幼稚園からは義務教育なので、基本的には誰でも入ることができます。

ですがただ一つだけ、「おむつ外れ」が必須の入園条件になります。

 

そのため入園前の夏にはトイトレに励む家族ばかり。

ショッピングセンターでも公園でも走ってトイレに連れて行くママを見かけました。

 

もちろん我が家も例外ではありません。

 

1歳半くらいの時にトイレに興味を持ち始め、トイレでするということを身につけてはいたのですが

まだ体の機能の方が追いついていなく、本格的なトレーニングはやってきていませんでした。

 

入園1ヶ月前くらいのギリギリのタイミングでおしっこの間隔が1〜2時間空きはじめたので、そこから急ピッチで練習スタート。

 

100%ではないものの、なんとか入園に間に合いました。

入園までにできない子は、一旦休園させられることもあるんだとか…。

 

トイトレの必勝法は、「短期間集中!数日間下半身スッポンポンで過ごさせる!」にあると思います。

 

おしっこの感覚が空いてきたタイミングで、一気に進めるのが良さそう。

 

入園式なしがフランス流。

なんと、フランスには入学式も始業式もありません

 

桜と共に晴々しく迎える新学期とは全く異なり、お祝いムードもあまりなく淡々と過ぎていきます。

日本人としては少し寂しいところ…。

 

落ち葉舞う新学期。保育園のときと同じくお気に入りのドゥドゥも持っていきます。

 

この他に日本と比べて、運動会やお遊戯会など親が参加する場面が非常に少ないのです。

娘の幼稚園では保護者会も自由参加、役員も立候補制。

 

先ほどと同様に、親の負担は最小限に!というところがとてもフランスらしく感じます

 

ついに入園初日。

入園当日の様子を少しご紹介。

 

一時預かりの保育園に数ヶ月通っていたので、朝の準備は意外とスムーズ。

 

いつも通りお着替えをして、新しく買ってもらったリュックを背負って元気よく登園します!

 

日本人はクラスで一人!先生も日本語のネームを見ればすぐに娘の物とわかるようです。

 

幼稚園と同じ敷地内に小学校があります。

引越しをしない限り、小学校まで同じメンバーで過ごすことが多いよう。

 

入園日は密を避けるため、木曜日と金曜日で半分ずつの生徒が登校することになっています。

 

時間も9:30〜と通常よりも少し遅く、小学生と被らない時間帯での配慮がされていました。

 

左に幼稚園校舎、右に小学校校舎があります。

 

入園日だけは特別になかまで両親がついて入ることができ、その後先生から簡単な説明がありました。

 

娘の通う年少さんのクラスルーム。

 

クラスルームをご紹介

主に活動をするクラスルーム、給食を食べる部屋、お昼寝の部屋、専用トイレがあります。

 

メインのクラスルームはモンテッソーリのおもちゃが並ぶスペースや本を読むスペースなど、ゾーンごとに違ったアクティビティができるような仕様に。

 

本を読むスペース。ここでは静かに!の張り紙あり。棚の奥に椅子が設置してあり集中して読書ができます。

 

年少さんの教室だけど、黒板も!どんなお勉強をするんでしょう?

 

クラスは担任の先生が1人、アシスタントの先生が1人、食事専門のスタッフさんが別でついてくれています。

 

子供たちは早速自分の好きなおもちゃを見つけて遊びはじめました。

 

お昼寝は、みんなセルフ

お昼寝の部屋には、小さな二段ベットがたくさん並んでいます。

 

子供たちはお昼寝の時間になるとここの部屋に連れていかれ、真っ暗にされるとセルフで就寝します。

これはまさにフランス流!

 

娘は寝かしつけがないと寝られない、ザ日本流で育ってきているので、毎日先生の手を手こづらせているようです。

 

先生から聞いた話によると、ある日は抱っこしてようやく寝たとのこと。

 

フランスの幼稚園で寝かしつけてもらうなんて、かなりの異例なのではないかと思います。

 

おフレンチな給食メニュー。

国が違えば食べるものも違う。

 

当たり前のことなのですが、実際に見てみると驚くようなメニュー。

 

ある1日のメニュー

  • 人参とズッキーニのラペ
  • 豚肉のロティ レンズ豆添え
  • チーズ
  • 季節のフルーツ

 

前菜からデザートまでしっかり出ます。

この他にはキッシュやガレット、エクレアなど…どれもフランスらしいメニュー。

 

BIO食材が多く使用されているのも、親としては嬉しいポイント。

 

娘は家だと野菜をほとんど食べてくれないのですが、給食はぺろっと完食するよう。

 

お迎えに行くと「ご飯美味しかった〜」といって帰ってくるので、相当美味しいのだと思います。

 

家族のお守り。

初日を無事に終え、追加書類と共に帰宅。

そのなかに追加持ち物リストが含まれていたのですが、こんなことが書かれていました。

 

「家族の写真一枚。裏にルージュのキスマークをつけて。」

 

子供が寂しくて泣いてしまった時にこれを見せるんだそうです。すごく可愛いですよね。

 

写真にキスマークをつけるなんて初体験でした。

 

 

 

最後に。

登園しはじめて約1ヶ月が経ちました。

 

まだまだ私もわからないことだらけの手探り状態。

 

入園直前の凛々しい表情。

 

娘は11月生まれでクラスの中では小さい方ですし、フランス語もほとんど話せません。

普段なら日本語でなんでも伝えられる彼女にとって、この環境はすごくストレスなはず。

 

一緒にゆっくりと楽しい学校生活を送って行けたらいいな、と思います。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは、À bientôt!

 

himama

himama

写真をこよなく愛する主婦。

現在フリーのwebディレクター。

2018年に女の子を出産。

2020年夫の転勤でフランスに移住。

 

Instagram:@y_himama0918

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