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コロナ禍でこれからの結婚式は?新郎新婦さん向けガイドライン

コロナ禍でこれからの結婚式は?新郎新婦さん向けガイドライン
by ARCH DAYS編集部

「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」が発表

緊急事態宣言が解除された今。新型コロナウイルスの拡大により、結婚式が延期になってしまった方や結婚式準備がなかなか進まないという方にとっても、ようやく前向きに、準備を進めることができそうですよね。

 

しかし、「いつ頃からなら結婚式できるのかな」「ゲストにとって安全で安心な方法は?」など、いざ結婚式の実施を考えると不安に思う気持ちもあるはず。

 

先日、BIA(公益社団法人日本ブライダル文化振興協会)から、結婚式場業における「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」が発表されました。これは、厚生労働省が公表した「新しい生活様式」を参考に作られた、ウェディング業界としての公的なガイドラインであり、今後少しでも安心して、安全に結婚式を実施する上での提言なんです。

 

今回は、新郎新婦のお2人、またお越し頂くゲストにとっても知っておいてほしいという内容の部分を抜粋して、お伝えします。

 

ゲストと共に結婚式を楽しむお2人

 

結婚式当日はこんな感染防止対策を!

結婚式は、新郎新婦のお2人はもちろん、親御様やお越し頂くゲストにとっても安心して参加してもらえるように、2人からの心遣いが必要になります。それぞれの場面での対応策やアイディアをご紹介します。

 

挙式場では、参列者は隣席との十分な間隔を開けよう

通常挙式をする会場では、隣り合わせで座るようなところが多いもの。ここでいう「十分な間隔」とは、1m 以上、可能なら 2m 以上を目安とし、少なくとも隣の席とは1 席程度の間隔をあけることをいいます。

 

今まで挙式場で60名収容できる、と言われていたスペースには、安全面を考えると30名ほどに減らし、ゲストとゲストの間隔が空いている方がいいということですね。

 

もし会場として可能であれば、2部制の結婚式にしてみるのはいかが?

例えば、【親族を招いての挙式】→【披露宴パーティー】→【友人だけ残っての人前式】のような流れだと、親族や友人などそれぞれ大切な方達と過ごす時間が、より濃く、想いが伝わる時間になりますよね。

 

2人の誓いを見守るゲスト

 

披露宴会場は、飛沫感染が防げる十分な間隔を開けよう

披露宴会場では、マスクをとって食事をしたりお酒を飲んだりすることを考えると、飛沫感染が懸念される場所ですよね。少なくとも隣の席とは1 席程度の間隔をあける(1m 以上、可能なら 2m 以上を目安)、とした上で披露宴会場でもゲストの席を設けることが安全と安心に繋がります。

 

ゲストも、せっかくの食事の場で隣の方との会話を楽しみたいと思っているもの。少し距離を保ちながらも楽しく会話ができるように配慮してあげることが一番です。

 

余興を行う際も、列席者との十分な間隔を保ち、大声を発するものは控えてもらうこと、なども書かれています。

 

また、新郎新婦との距離感を少しでも近くに感じてもらえるように、席札へのメッセージやプロフィールブックなど、お二人の思いを伝えるような工夫をしてみてはいかが?きっとあたたかい気持ちで、結婚式を楽しんでくれるはず!

 

ゲストテーブルに置かれたプロフィールブック

 

披露宴以外の時間は、マスク着用が安心

食事をする披露宴・パーティー以外の時間は、ゲストもスタッフもマスク着用の徹底が求められます。

 

・ゲストにはロビー、控室、式場等においては、常にマスクを着用してもらうこと。
・ 従業員及び関連スタッフについてもマスクを着用すること。

 

などがガイドラインには書かれています。

 

少しでも一体感を感じてもらうために、お2人のオリジナルロゴが入っていたり可愛いデザインのマスクをご用意してみても喜んでもらえるかも?!

 

ゲストはこのようなガイドラインを知らずに結婚式に参列する場合もあるので、新郎新婦の2人から事前に「安全面に考慮して結婚式を実施します」ということをお知らせしておくことが最大の心遣い。

 

ゲストにとっても安心して来てもらえるように

 

打ち合わせもできることはオンラインで

結婚式の打ち合わせも、どんどんオンライン化が進む会場が多くなってくるはず。結婚式までの打ち合わせはもちろん、最初の式場見学においてもリモートで対応する会場も。

 

今までは、式場に新郎新婦が出向いて、会場内を実際に見て周り、見積もりや空き日程などを提示してもらう、という流れでだいたい3~4時間かかるのが一般的なスタイル。オンラインでの式場見学だと、時間も短縮でき気軽さはあるけど、しっかりと新郎新婦お2人がやりたい結婚式のイメージを持って、会場を見極めていくこと、決定していくことが大事になります。

 

また、ドレスの試着も郵送試着ができるドレスショップも増えてきています。自宅に郵送してくれて、自分で試着ができるというのは、忙しい花嫁さんにとっても助かりますよね。また、自分の住んでいる地域にないドレスショップの衣装なども、この自宅郵送のサービスをしていれば着たかったドレスが着れるというのも嬉しいメリット。

 

どんな結婚式にしようかをリモートでもイメージを湧かせながら

 

アフターコロナだからこそできるウェディングの新しいかたちを

今回は、発表された結婚式のガイドラインを元に、新郎新婦様に知っておいて欲しいことにフォーカスしてお伝えしました。

 

「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」

BIA(公益社団法人日本ブライダル文化振興協会)より発表

 

式場側も関わるスタッフやクリエイターも、ガイドラインに従いながら、様々な対策を実施していくこととなりますし、その上で結婚式は実施することができます。ゲストに来てもらうのは「申し訳ないなぁ」なんて思わず、お2人にとって大切な人を考えながら、結婚式に招待してみてくださいね。

 

大切な人を呼ぶからこそ、伝えたい思いや感謝の気持ちがより伝わる、そんな特別な1日になると思います。

 

大切な人と過ごす、大切な人を呼ぶ1日

 

 

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AYA

ARCH DAYS 編集部

AYA

6年間大手ブライダルカンパニーでウェディングプランナーとして500組の結婚式をプロデュース。

新郎新婦らしさを取り入れるオリジナリティーな装飾や演出を考えるのが得意。お花を使ったDIYや手芸も趣味。

現在はARCH DAYSの編集部兼ウェディングアドバイザーとして活動中。花嫁さまの悩みを解決したり、二人らしいウェディングを提案する活動をしている。

 

【Wedding Adviser】

Website:http://weddingadviser.jp/

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