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気になる海外「クリスマス」の過ごし方|Vol. 3  米アリゾナ

気になる海外「クリスマス」の過ごし方|Vol. 3 米アリゾナ
by ARCH DAYS編集部

海外のクリスマスってみんなどう過ごしてるんだろう?現地在住ママたちに聞く「おうちクリスマス」の海外編Vol.3は米アリゾナ州から、アメリカ最新トレンド情報と共にお届けします。

ことしの年末年始は帰省や海外旅行はせず、おうちでゆっくり過ごす方も多いのでは?

気になる海外の「クリスマス」を覗き見して旅気分を味わいながら、今年の「おうちクリスマス」のヒントもきっと見つかるはず。

 

山と砂漠が広がる米アリゾナのクリスマス

アメリカ南西部に位置し、グランドキャニオン国立公園など山と砂漠を含む広大な大自然を誇るアリゾナ州は1年を通してとても暖かく、冬がとても短い地域。

 

そんなアリゾナ州の首都フェニックスに在住中の空間デザイナー「Creative Party Studio」のKeikoさんに、現地クリスマスの様子をうかがいました。

 

https://www.pinterest.jp/pin/15762667430252415/

 

短い冬の間のアリゾナは1日の寒暖差が激しく、朝晩のドライブでは暖房を入れ、昼間には冷房を入れるほどだそう。

 

コートを着る機会は年に数えるほど。とても過ごしやすい気候なので一般的な「ホワイト・クリスマス」とは無縁だけど、街のイルミネーションやクリスマスショッピングを楽しむには最適な気候なのだとか。

 

 アメリカのおうちクリスマス、飾り付けはどうしてるの?

アメリカでは毎年11月の第4週の「Thanksgiving(感謝祭)」が終わる連休に、秋のサンクスギビング飾りからクリスマス飾りに模様替えをします。

 

アリゾナクリスマス

 

パパは外を飾り付け、ママがおうちの中を飾り付け

クリスマス飾りはお父さんが屋根のライトやお庭など家の外を担当し、お母さんが子供たちと一緒におうちの中のツリーや暖炉の上の飾り付けをするのが恒例。 

 

クリスマスツリーは本物のもみの木を買うおうちも多いため、12月に入ると近郊のオレゴン州などから「もみの木やさん」が大量のツリーを積んでやってきて、そこら中の広場にテントを張ってクリスマス直前まで販売しているのだそう。 

 

アリゾナのクリスマス

 

Keikoさんのお宅も、毎年もみの木を買ってきて家中に広がるもみの香りと共にクリスマスを過ごしているそうです。

 

クリスマス後のもみの木

ちなみにクリスマス後に一斉に回収されるツリーはその後、細かく砕かれて公園などに敷かれるウッドチップになって再利用されるのだとか。

さすがサステイナビリティを意識したアメリカならではのアイディアですよね。

 

アメリカのトレンドは「アースカラー」

近年アメリカのインテリアトレンドがナチュラル志向のため、クリスマス雑貨も同様に金属よりも「木製・粘土素材」だったり、定番の赤と緑よりも「アースカラー」のものが多く見られるように。

 

https://www.pinterest.jp/pin/576601558527575867/

 

Keikoさん宅のクリスマス飾りも、今年は大自然をミニチュアにしたようなスタイリングに。

 

アリゾナのクリスマス

 

アリゾナのクリスマス

 

Trash to Terracotta(ごみをテラコッタに)

今年に入りインターネットから火がついた「Trash to Terracotta」は、直訳すると「ごみをテラコッタに」。

 

不要になったものを捨てるのではなく、テラコッタ(アースカラー)に塗り直してかわいいインテリアとして再利用しよう、という動き。

 

https://www.pinterest.jp/pin/125397170863966777/

 

Keikoさんも「#trashtoterracotta」理念のもと、クリスマスオーナメントを「テラコッタ」にリメイク。

 

アリゾナのクリスマス

☑塗るときに、ペイントに重曹を入れて陶器の質感を出すのがポイントだそう。

 

クリスマスツリーの下に並べられたプレゼントは自分で色染めをした布でラッピングをして、ドライフラワーでおしゃれに装飾。

 

アリゾナのクリスマス

 

不要ごみをとことんなくしたサステイナブルなラッピングは日本でもぜひ真似したいポイント。

 

壁面のチョークボードに貼りつけた手作りのカッティングシートは、今年どこにも旅行できずに残念だった気持ちを気分転換するために、あえてアムステルダムの街並みをイメージしたのだそう。

 

アリゾナのクリスマス

 

エルフはクリスマスの恒例行事

The Elf on the Shelf(棚の上のエルフ)

子供がいるアメリカのおうちには必ず現れると言っても過言ではないほど、ここ10年ですっかり定着した「エルフ」がやってきます。

 

アリゾナのクリスマス

 

「エルフは毎晩そっとサンタさんの所へ戻っては1日の子供たちの様子を報告するので、この時期に限って娘たちはとても良い子になります(笑)」- Keikoさん

 

エルフも手作りのミニマスクをしているのが今年ならでは。

 

今年のクリスマスはコロナの影響が出そう?

本来クリスマス・イブは、旦那さまが学生の頃からお世話になっているホストファミリーのお家で過ごすのが毎年恒例のKeikoさんご一家。でもパパとママがご高齢ということもあり、今年は残念ながら一緒に過ごすことを諦めることに。 

 

珍しく自宅で過ごすことになった今年のクリスマス。25日のクリスマス当日はスーパーをはじめガソリンスタンドまで全てのお店がお休みになってしまうので、おうちでゆっくり過ごせるように計画された事前準備が必要だそう。

 

アリゾナのクリスマス

 

「日本ではKFCのチキンとショートケーキを食べる習慣があるのを思い出し、あまり食べる機会のないフライドチキンを買ったら子どもたちがびっくり喜んでくれるかなと思ったり…ショートケーキは久しぶりに娘たちと一緒に作るのも楽しいかも!2020年ならではのこの特別な期間を、あえて「初体験」の機会にしたいなと思っています。」- Keikoさん

 

アリゾナのクリスマス

 

素敵なおうちクリスマスを

いかがでしたか? 山と砂漠を含む広大な大自然を誇る米ネバダ州のクリスマスをレポート。

 

いつかまた海外旅行をしたり、みんなでわいわい集まれる日が一日でもはやく訪れますように。

 

Happy Holidays!

 

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ARCH DAYS編集部

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NY生まれ 料理好き DIY好き

2人(男・女)の子持ちママとしても日々奮闘中。

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