
プロが伝授!理想の「テーブルコーディネート」の組み立て方 | どんなアイテムを使う?ふたりらしさ、どう取り入れる?
by ARCH DAYS 編集部
SNSやピンタレストなどで、おしゃれな結婚式のテーブルコーディネートや装花の写真はたくさん見るけど、一体どんなアイテムを取り入れるといいのか、誰とどう相談して決めていったらいいのか、と漠然と不安になっている花嫁さんもいるのではないでしょうか。
このコラムでは、理想のコーディネートを叶えるためのおすすめアイテムとステップを詳しくご紹介いたします。
理想のテーブルコーディネートができるまでのステップ
ゲストが一番長く過ごす場所——それが「ゲストテーブル」。
華やかに見せるためにゲストテーブルのコーディネートはだわりたい
おふたりの世界観を伝えたり、ゲストへの感謝を表現したりと、ウェディングにおけるテーブルコーディネートは思っている以上に大切なポイントです。
このコラムでは、理想のコーディネートを叶えるためのおすすめアイテムとステップを、実例とともにご紹介。おしゃれで“自分たちらしい”空間づくりのヒントがきっと見つかるはず!
01「結婚式のテーマ・キーワード」を決める
テーブルコーディネートを考えるうえで最初に必要なのは、“全体のテーマ”を明確にすること。
「ナチュラル」「クラシック」「モダン」などのスタイルや、「海外ガーデン風」「季節の花を主役に」などのキーワードから考えると、イメージが膨らみます。
おふたりのストーリーやこだわりを詰め込んだテーマが、ゲストの心にもきっと届きます。
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02カラーパレットを決める
テーマが決まったら、次は全体のカラーパレットを設定していきましょう。
メインとなるカラーを1色決める場合もあれば、2色の組み合わせから考えるのも◎
または、ニュアンスカラーやアースカラー、くすみ系トーンなど、雰囲気からカラーのバランスを決めていくのも世界観がイメージしやすくなります。
テーマは「ジューシーピンク」かわいい色を使いつつ、大人の落ち着いた雰囲気を色味と素材で演出
新郎さんの好みも聞きながら、おふたりを表現するようなカラーや心地いいカラーを相談してみて!
03テーブルアイテムの選び方・組み合わせ方
テーマとカラーを決めたら、次はどのカラーをどのアイテムで表現していくかを考えます。
装花以外は、何を取り入れたらいいの?とイメージが湧かない方もいるかもしれませんが、テーブルコーディネートアイテムはたくさんあります。
テーブルクロス
テーブル全体の印象を決める“ベース”となるアイテム。色・素材・質感によってコーディネートの雰囲気が大きく変わります。
上記画像ののテーブルクロスは、ベージュのリネン素材を使い、柔らかくナチュラルな印象を演出。
ショープレート
テーブルに立体感と重厚感を加えるアイテム。装飾の一部としても機能し、食事がサーブされていなくても“絵になる”コーディネートに。
ガラスやゴールド縁、マットな陶器など、素材感を工夫して世界観にマッチさせて。
ナフキン
テーブルに彩りやアクセントを加える小物。折り方や置き方次第で印象ががらりと変わります。
上記コーディネートでは、ペーパーアイテムと装花の色を引き立たせるために、ライトグレーのシンプルなカラーをチョイス。
カトラリー
ゲストが直接手にするアイテム。色(ゴールド・シルバー・ブラックなど)やデザインで、テーブル全体の“格”が変わります。
ゴールドはリュクス、シルバーは王道、ブラックはスタイリッシュな印象を演出してくれます。
グラス/ゴブレット
結婚式場で一般的に用意されているグラスは、透明のものが多く、フォーマルに魅せてくれる効果も。
上記のコーディネートでは、深いブルーが特徴的なゴブレットタイプをチョイス。このゴブレットがあるだけで、アクセントになり色の立体感が生まれています。
キャンドル
装花とともにキャンドルがあると、高級感もプラスでき、また長さのあるテーパーキャンドルは抜け感を演出する効果も。
上記のコーディネートにはキャンドルは使用しなかったが、効果的に取り入れたいアイテム。
ペーパーアイテム(席札/メニュー表)
ゲストの手元に置かれることで、“おもてなしの気持ち”を直接伝えられるアイテム。
ペーパーアイテムのデザインが、テーブルコーディネートを左右するぐらい大事な存在なので、カラーやフォント、用紙の素材選びまでこだわりたい。
上記アイテムは、ペーパーアイテム以外全て
パーティークリエーションでレンタルができるもの。
会場のアイテムと組み合わせながら、1アイテムでも2アイテムでも取り入れてみることで、ぐっとおしゃれに上級者のテーブルコーディネートに近づけられるはず◎
ふたりらしさが光るテーブルコーディネート実例
今回は、テーマカラー × トレンド どちらも兼ね備えた “理想のコーディネート”を実例でご紹介。
カラーの組み合わせやアイテムの取り入れ方を解説しながら、どんな想いで作られたテーブルなのかを掘り下げていきます。
ぜひ参考にして、おふたりのの結婚式に活かしてみてください。
実例①:ホワイト×グリーンで叶える、シンプルエレガントな世界観
ナチュラルだけど上品。トレンドに左右されない王道スタイル。
装花は、ホワイトとグリーンでシンプルにまとめて、アイテムでおしゃれエッセンスをプラス。
ゴブレットの深みのあるブルーと、カトラリーの柄の部分のブルーをアクセントカラーとして効かせています。
洗練された印象を与えながら、どんな会場にもマッチする万能コーディネート。
ガーデンウェディングはもちろん、クラシカルなホテルでも取り入れられそう。
実例②:多色使いなのにまとまる、“レトロカジュアル”なカラフルコーデ
こちらのテーブルコーディネートは、反対色を用いた上級者コーディネート。
装花の赤とブルー、そしてペーパーアイテムのピンク、と様々な色を組み合わせています。
一見まとまりが出ないように感じますが、ベースとなるテーブルクロスやナフキンの色味をシンプルにすることで、装花やペーパーアイテムを引き立たせています。
装花も高低差をつけたことで、動きがあり、テーブルの存在感をしっかり演出してくれています。
理想のコーディネートをつくるには装花とアイテム使いも重要
今回は、様々なテーブルコーディネートアイテムを紹介しました。
おふたりの世界観作りは、装花だけではなくアイテムを効果的に使うことで、よりゲストの記憶に残るはず。
おふたりの想いを表現できるような、素敵なテーブルコーディネートを叶えてくださいね。
◆コーディネートアイテム:party creation
◆コーディネートディレクション:Leca wedding
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ARCH DAYS編集部
結婚式・マタニティ・お子さんのバースデーなど、ライフイベントや記念日を楽しむためのインスピレーション・アイディアを発信するWebメディア「ARCH DAYS」の編集部。
14年間結婚式のプロデュースに携わる、現役のウェディングプランナーであり、ARCH DAYSの運営を行う