親子で読もう!「秋」を感じる絵本7選|ハロウィン、遠足、秋の風物詩など季節がテーマ
by Miki
子供の想像力を高め、親子の大切なコミュニケーションの時間を生み出してくれる絵本。今回は「秋」をテーマに親子で読みたい絵本を紹介します。
親子で読みたい!秋の魅力がたっぷり詰まった絵本7選
子供の心や知性の発達に役立ち、親子のコミュニケーションを豊かにしてくれる「絵本」。
小さい頃からたくさんの絵本に触れてほしい!と思うものの、実際は「どんな絵本を選んだらいいの?」と迷ったりもしますよね。
成長や好み、昔からある絵本など選び方はさまざまですが、やっぱり季節の絵本はチェックしておきたいところ。
今回は楽しいことがいっぱいの今の季節だからこそ読みたくなる、「秋」を感じる作品をご紹介。
秋の夜長は楽しいこといっぱい!?
01赤ちゃんのはじめての絵本にも!「おつきさまこんばんは」
『おつきさまこんばんは』林 明子 作/福音館書店/おすすめ0歳〜
暗くなった夜空に、金色に輝くまん丸のお月さま。
「おつきさまこんばんは」。
一軒家の屋根から段々と姿をあらわしてニッコリしたり、前を横切る雲に隠れそうになって悲しい顔をしたり、とにかく表情豊かなお月さまに、子供も釘付けに!
シンプルで短い内容なのに、まるでお月さまとお話をするかのように描かれたストーリーが、とっても印象に残る素敵な絵本です。
月光が幻想的で美しく、小さな絵本の中に本当に月がのぼっているような絵にも注目。
02愉快な音遊びが絶妙で楽しい!「おばけのコンサート」
『おばけのコンサート』たむら しげる 作・絵/福音館書店/おすすめ2歳ごろ〜
古い家に住む小さなおばけはハーモニカが大好き。
ある晩、いつものようにハーモニカを吹いていると、森の木のおばけ、水のおばけ…と、楽器を持ったユニークで愛嬌たっぷりな珍客が続々とやってきて、愉快なコンサートがはじまります。
あまりの楽しさに家もグラりと揺れるほど。
たくさんの仲間も加わって、一晩中盛り上がる大パーティーに。
読んでるうちについつい体を揺らしちゃうような軽快な音の響きと、色鉛筆のやさしくてほっこりするイラストが楽しい絵本です。
もうすぐ10月31日!ハロウィンが楽しみになる絵本
01あの有名なロシア民話のハロウィン版!?「おおきなかぼちゃ」
『おおきなかぼちゃ』エリカ・シルバーマン 作、S.D.シンドラー 絵、おびか ゆうこ訳/主婦の友社/おすすめ5歳ごろ〜
とてつもなく大きく育った魔女のかぼちゃ。
ハロウィン当日にかぼちゃパイをこっそり食べたい魔女なのに、かぼちゃはびくとも動きません。
ちょっぴり怖いゴーストに、吸血鬼、ミイラ男も次々登場するも、動かすことはできません。
最後に現れた小さなコウモリのアイディアで、とうとうかぼちゃは…!?
日本でも有名なロシア民話『おおきなかぶ』を彷彿とさせる、リズミカルなテキスト。
「なんかこれ読んだことある!」と、きっと親子で盛り上がるはず。
ホラー系の登場人物たちが力を合わせてかぼちゃを引っ張る姿が、ユーモラスでなんとも愛らしい一冊です。
02ハロウィンの行事も知ることができる「ハロウィンのランプ」
『ハロウィンのランプ』小林 ゆき子 作・絵/岩崎書店/おすすめ2歳ごろ〜
ハロウィン当日にみんなでかぼちゃのランプを作ることになったものの、主人公のジーナは上手く作れず、おまけにお友達に意地悪をしてしまいます。
やっと出来上がったかぼちゃのランプを持って出かけたジーナは、ひょんなことから本物のおばけのパーティーに参加することに!
この後ジーナはどうなっちゃうの!?
ドキドキとワクワクが入り混じったハロウィンの世界観に、大人も子供も一気に引き込まれる一冊。
「不気味〜!」と言いながらもついつい見てしまうカラフルでとっても可愛いイラストと、子供の揺れ動く素直な心が描かれた、素敵なハロウィン絵本です。
秋の遠足に向けて読みたい一冊
01地上と地下で同時に進む物語が面白い「ねずみのえんそく もぐらのえんそく」
『ねずみのえんそく もぐらのえんそく』藤本 四郎 作・絵/ひさかたチャイルド/おすすめ2歳ごろ〜
ねずみ園ともぐら園がいもほり遠足に出発するお話。
絵本の上下でねずみともぐらのお話が同時進行し、目的地までの間にあるそれぞれのハプニングがとっても面白くて思わず笑ってしまいます。
もぐらが大根を引っ張るとねずみは地震だと大騒ぎしたり、土の上と下で同じお芋をよいしょよいしょ!と引っ張る姿には、「綱引きみたい!」と子供も大喜び。
絵の隅々まで遊び心にあふれ、きっと遠足に出かけたくなるとっても楽しい一冊です。
色鮮やかな秋の森をたっぷり堪能
01愛され続けるねずみの大家族シリーズ「14ひきのあきまつり」
『14ひきのあきまつり』いわむら かずお 作 ・絵/童心社/おすすめ3歳ごろ〜
家族のにぎやかな暮らしと、小さなねずみたちの視点から見るダイナミックな森の風景が人気のシリーズ。
今回は、紅葉で色づいた秋の森でみんなでかくれんぼをするお話。
おっちょこちょいのろっくんをみんなで探していると、クリタケが動き出し、カエルやどんぐりがキノコのみこしを担いで、不思議な秋祭りが始まって…。
絵本を開くと秋色に染まった美しい森の風景がページいっぱいに広がり、その世界観に一気に引き込まれるほど。
今回もねずみたちの愛らしい動きが繊細に描かれているので、ページをめくるごとに発見がある楽しい一冊になっています。
秋の森にあふれる豊かな自然の実りと生き物たちはもちろん、ぜひねずみたちと一緒に「みーつけた」を、楽しんで。
02秋の味覚が詰まった可愛さ満点の「きのみのケーキ」
『きのみのケーキ』たるいし まこ 作/福音館書店/おすすめ3歳ごろ〜
ある日、たぬきが森でひろった木の実でケーキを作りました。
みんなでお茶会をしようと仲間を呼びにいくと…、なんとケーキが消えてしまいます。
あわてて探す森の動物たち。
するとケーキにのせた木の実がポツリ、ポツリと道に!そしてその先には…。
ケーキの行方にハラハラしながらも、最後はほのぼのと心温まる物語になっています。
ページ全体にゆとりがあって、のんびりとした秋の午後を感じる一冊。
コンパクトなサイズの絵本なので、お出かけのおともにもおすすめです。
さらに「秋」を楽しもう!お気に入りの一冊に出会えますように
いかがでしたか?
今の時期だからこそより楽しめる、季節を感じる絵本。
子供の発想力や想像力を育むことはもちろん、親子でぜひ絵本を通して楽しい時間を共有してください。
お気に入りの一冊に出会うことで、日々の暮らしがさらに素敵になりますように。
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miki
男の子と女の子の2児のママ。
現在フリーのデザイナー&ライターです。
田舎育ちなので、自然が大好き♡
子供たちと楽しめるアイディアをたくさんお届けしたいです!