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おしゃれ花嫁の招待状|結婚式のテーマを取り入れてオリジナルに

おしゃれ花嫁の招待状|結婚式のテーマを取り入れてオリジナルに
by nana

招待状、どうする?

最初のおもてなしとなるのがゲストに送る「招待状」ですよね。

式場提携のものや、テンプレート利用ができるサービスなど、さまざまな選択肢がありますが、

おすすめしたいのは「オリジナル招待状」です。

 

オリジナル招待状のメリット

ふたりらしさが伝わる

他とは異なるデザインやアイディアを取り入れることができ、個性やセンスを表現できます。

ふたりらしさを反映させているからこそ、ゲストの印象に残る招待状になります。

 

期待感が高まる

特別な招待状は、ゲストに楽しいひとときが待っていることを伝えられ、

結婚式をより一層楽しみにしてもらうことができます。

 

感謝が伝わる

手間暇をかけて作成するため、ゲストへも想いや愛情が伝わり、感謝の気持ちも表現することができます。

 

大切なゲストだからこそ、オリジナルの招待状を送ってみてはいかがでしょうか。

 

招待状は大事なコミュニケーションツール

 

時間がなかったり、手作りに自信がなかったりする場合でも大丈夫。

制作はデザイナーにお願いしたり、部分的にテンプレートを活用したり、

印刷は自宅ではなく印刷会社に依頼したりするなど、外部サービスを上手く利用する手もあります。

 

オリジナル招待状のつくり方

オリジナルと聞くと、ハードルが高く感じるかもしれませんが、

実は「結婚式のテーマ」をもとに考えるとデザインのプランがしやすく、

ふたりらしさも表現することができるのです。

 

ARCH DAYS花嫁さんの事例をもとに、それぞれの結婚式のテーマとその招待状、

当日の式の様子を紹介していきます!

 

▼ふたりらしい結婚式テーマの考え方

 

オリジナル招待状の事例

01Japanese / Modern / Simple

CMYKの印刷で金色を表現してコストカットの工夫も

 

会場の雰囲気や和装に合わせて、結婚式のテーマはJapanese / Modern / Simple」に。

テーマカラーは苔色 、千歳緑、狐色、金など、日本の伝統色をセレクト。

原色では表せない深い色合いと、名前の響きまで美しい伝統色は、和風の結婚式にとてもよく似合います。

 

ボタニカルアートを切手サイズにして貼り付けて海外切手風に

 

緑色や黄色で落ち着いた印象を与えながらも、正方形のデザインや英字フォントのテイストによって古風すぎず、モダンな印象に仕上げていますね。

 

和を感じるテーブル装花とペーパーアイテム

 

結婚式当日も、席札、ナプキン、テーブルナンバー、メニュー表などのコーディネートを「カラーパレット」で揃え、テーブル装花の配色に至るまで統一感を持たせています。

このように、テーマに合わせたカラーパレットを用意しておくと、招待状に限らずさまざまなアイテムや装飾を考えやすくなるので、おすすめ◎

 

02fashion & subculture

 

出典元:Instagram(@t.sz__wd)

 

結婚式のテーマは「fashion & subculture」。招待状はまるでアパレルのショップカードのように、洗練されたデザインです。

可愛らしい印象になりがちなピンクも、彩度の高いビビットカラーにすることで、スタイリッシュに。

トーンの落ち着いた色だけでは単調になってしまいますが、そこに「アクセントカラー」を使うことで全体にメリハリが生まれます。

右上のゲストカードはポップなテイストのイラストで、サブカルチャー好きな雰囲気に。

 

出典元:Instagram(@t.sz__wd)

 

イラスト、英語表記、フォントのテイスト、デザインがカジュアルで親しみやすく、友人向けのパーティーにぴったり!

独特な質感を楽しむことができる活版印刷で、遊び心もプラス。

 

高砂装飾はアクセントカラーのピンクを

 

結婚式当日は、高砂の装花、ゲストテーブルに置かれたテーブルナンバー、プロフィールブックなど、アクセントカラーとなるピンクを上手に取り入れて。

高砂には「漫画本」を飾るなど、斬新な発想でテーマを表現。

オシャレな花嫁さんのテーマの取り入れ方、参考になりますね。

 

03NATURAL AND ANTIQUE WEDDING

全て花嫁さんの手作り

 

結婚式のテーマは「NATURAL AND ANTIQUE WEDDING」。

ふたりが目指したのは、ロココ調の西洋絵画の世界観。

 

封筒の飾り紙やカードなど、西洋絵画のイメージフォトを随所に入れることで、世界観を上手く表現。

流れるような筆記体や飾り枠、罫線をパステルカラーの下地にあしらうなど、優しくエレガントなデザインに。

 

出典元:Instagram(@trhn_wd)

 

一番こだわった本状には、パレットと絵筆のロゴマークを入れ、全体にうっすら模様を入れることで、奥行きのあるデザインに。

手すきのコットンペーパーの質感や、柔らかなシルクリボンの質感が、ナチュラルな雰囲気に仕上げています。

 

アーチの装花がどこかロマンチック

 

結婚式当日には、オリジナルオーダーの西洋絵画を用いた結婚証明書を披露。

招待状と結婚式当日のアイテムや装飾のテーマを揃えることで、結婚式全体で統一感が出ますね。

 

04MODERN CLASSIC

お気に入りの招待状に、結婚式当日のブーケを重ねて

 

結婚式のテーマは「MODERN CLASSIC」。

招待状は、会場となるクラシカルな建物をモチーフにしながら、あえてアクリル板に印刷するなど、セレクトした素材によってモダンな印象を持たせています。

 

重ね合わせる写真で表情が変わる楽しさ

 

ゲストに合わせて、前撮り写真や、旅行先で撮影したヨーロッパの街並みや建物の写真をアクリル板に重ね、シーリングスタンプの色や大きさ、デザインも変えるなど工夫。

部分的にテンプレートを利用するなど、外部サービスを上手に組み合わせて、無理なく理想の招待状を作れたそう。

 

イギリスのチューダー・ゴシック様式のクラシカルな雰囲気の会場

 

当日は、招待状のイラスト通りの素敵な会場で結婚式を。

ゲストの胸も踊りますね。

 

05OLD MEETS NEW

出典元:Instagram(@_umi.____

 

結婚式のテーマは「OLD MEETS NEW」。

”古き良き美しいものを大切にしながらも、スタイリッシュで今っぽいものも柔軟に取り入れ、それぞれの良いところを認め共存していく”という想いを込めています。

招待状のメインビジュアルはアルフォンス・ミュシャの絵を、カスタマイズ。

普遍的な美の追求がテーマのミュシャは、結婚式のテーマとも親和性が高いですね。

 

出典元:Instagram(@_umi.____

 

絵の雰囲気を壊さないよう、読みやすさに配慮したフォントでデザイン。

当日までの保管や利便性を考慮して、ポケットフォルダーも制作。

 

存在感ある額縁が重厚感をプラスしています

 

結婚式当日。会場のエントランスには、招待状のデザインから中央の言葉だけを変更したウェルカムボードを。

式後は自宅に飾ることを想定して「Happily Ever After」にしたそう。

 

06Slow Dance

出典元:Instagram(@mkrn_wedding

 

結婚式のテーマは「Slow Dance」。

”これまでの感謝を伝えて仲を深め、ゲストとも私たちふたりも、これからゆったりとつづく関係をつくっていきたい、ゆったりと楽しい時間を楽しんでほしい”という想いから考えられたそう。

男女がダンスを踊るイラスト。こちらは、結婚式のテーマに合わせて花嫁さんが描いたもの。

柔らかなタッチのイラストと淡いカラーで、優しい雰囲気に仕上げていますね。

 

出典元:Instagram(@mkrn_wedding

 

書体は、カジュアルになりすぎないようオーセンティックに。

こだわりの封筒の質感を生かすため、料金別納スタンプもデザインしたそう。

 

飾り付けしすぎない引き算でイラストを目立たせて

 

結婚式当日。入口に飾ったウェルカムボードを招待状と同じデザインにすることで、ゲストにとってわかりやすい目印に。

イラストに合わせたお花や花瓶も、大人っぽく可憐な雰囲気ですね。

 

07KATAROUBAI

出典元:Instagram(@_yu_612

 

結婚式のテーマ「KATAROUBAI」は、新郎の出身地である九州の方言"語ろうばい"からとったもので、

“居酒屋で語り合うように、ゲストとふたり、ゲスト同士の繋がりを深めていけるように”

そんな想いが込められています。

 

出典元:Instagram(@_yu_612

 

MAPを記載した藍色のカードには、テーマに合わせて家紋×酒瓶風のオリジナルロゴを。

このロゴは、会場の入り口を飾る「ウェルカム暖簾」にも入れられました。

暖簾のイメージに合わせて招待状のカードも、布素材を選び印刷したこだわりです。

招待状からアクセスできるWEBサイトには、テーマである「KATAROUBAI」についてゲストに説明する工夫を。

大切なテーマを上手に伝える方法として、参考にしたいですね。

 

出典元:Instagram(@_yu_612

 

こちらが、ウェルカム暖簾。居酒屋の暖簾をくぐるように、これから始まる特別な宴への期待感を高めます。

愛情込めたオリジナルアイテムと一緒に撮影すると、喜びもひとしおですね。

 

08STONE AND CAKES /シノワズリ

出典元:Instagram(@_tm_wd

 

”石のようにかたく、ケーキのように甘い夫婦生活を築いていきたい”という想いを込めた

結婚式のテーマ「STONE AND CAKES」。

 

自身のアイデンティティでもある「シノワズリ」を装飾のテーマに据えています。

本状裏面の挨拶文トップには、結婚式のテーマをイメージした「STONE AND CAKES」のオリジナルロゴを。

 

出典元:Instagram(@_tm_wd

 

本状表面には、箔押ししたオリジナルの双喜紋と、鳥と花の優美なイラストで、東洋の神秘的な空気感が漂うデザインに。

活版印刷・発砲シルク印刷など、特殊な工法を取り入れることで、手触りの質感も印象的にしています。

二つのテーマを見事に融合させ、花嫁さんのセンスと個性が細部まで発揮された招待状ですね。

 

09KEEP WALKING

個性の強い色の組み合わせも、青の彩度を抑えることでバランスよく

 

「KEEP WALKING」は、”これまでもこれからも、大好きな靴を履いて素敵なところへたくさん足を運んでいく”

という想いが込められたテーマ。テーマを表現するモチーフは「靴」。

招待状のメインビジュアルとなる前撮り写真には、天井から吊るされた無数のスニーカー。

招待状に前撮り写真を取り入れるのは定石ですが、結婚式のテーマを想定して前撮り写真を撮れば、ぐっと世界観が深まりますね。

オリジナルにデザインした薔薇の花が活けられたスニーカーのオリジナルロゴもこだわりのポイント。

シーリングスタンプも、ロゴを元にオリジナルでオーダーされています。

 

招待状のイメージを踏襲して、クリアではなく、クリアレッドのアクリルボードに

 

結婚式当日にも、モチーフの「靴」をさまざまなアイテムや装飾に反映させたおふたり。

クリアレッドのウェルカムボードには、招待状でも使用した、薔薇の花が活けられたスニーカーのロゴを。

 

誰も見たことがないローラースケートのブーケはインパクト抜群

 

お色直しには、ロゴを具現化したような「シューズブーケ」を持つなど、

唯一無二のセンスで、独創的な世界観が展開されています。

 

招待状を結婚式当日にも

会場のデコレーションアイテムにもなる招待状。

招待状を額装して、ウェルカムスペースに装飾するのはいかがでしょう。

結婚式テーマに沿った招待状は、式の雰囲気に合うので会場全体の一体感を演出できますし、こだわりの詰まった招待状を、改めてゲストにお披露目する場になりますね。

額装した招待状は結婚式後に、インテリアとして自宅に飾りやすいのも良いですね。

 

額装する時はレイアウトにもこだわって

 

また、額装前の招待状を別に用意しておけば、会場内での場所や撮影方法を考えて、フォトグラファーが物撮りしてくれる場合も。

撮影してもらった写真は、招待状へ込めた想いと、結婚式当日の雰囲気が一緒に味わえる、特別な一枚になります。

 

自然が多い会場ならではのショットも

 

▼招待状やペーパーアイテムをフレームに入れて飾るアイデア

 

世界に一つのオリジナル招待状を

いかがでしたか?

これから結婚式準備を始める花嫁さんも、ふたりの結婚式のテーマを考え、

招待状にも取り入れることで、ゲストの心をワクワクさせてみては?

きっと、特別な結婚式になること間違いなしです!

nana

nana

企業のWEBサイト•映像•イベントの制作ディレクターを
経験した後、現在は自身のフォトブランドの展開や
各種イベントを企画。
2人の男の子ママ。

Instagram : @nan_awedding

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