
大人花嫁の「ティアードチュール」を効かせたスタイリング | ドレス、ボレロ、ベール、オーバードレス11選
by nana
花嫁をぐっと華やかに見せてくれると人気の「ティアードチュール」。ふわりと重なるチュールが描くボリュームは、一歩ごとに揺れて存在感を放ちます。
ティアードフリルは、ヘアメイクや小物の組み合わせによって、印象が大きく変わるのも魅力です。今回は、ホワイトドレスからカラードレスまで、ティアードチュールを“甘さを抑えて大人っぽく”まとった花嫁スタイルをご紹介。
あなたらしい一着選びのヒントに、ぜひチェックしてみてください。
存在感を放つ「ティアードチュール」
結婚式の日に袖を通すドレスは、ただ美しいだけでなく「自分らしさ」を映してくれる存在であってほしいもの。
今、多くのおしゃれ花嫁から支持を集めているのが、繊細なチュールを幾重にも重ねた「ティアードチュール」のデザインです。
ふわっと空気を含んだような軽やかさと、華やかに広がる立体感は、動くたびにひらひらと揺れ、まるで映画のワンシーンのように花嫁を輝かせてくれます。
このスタイル最大の魅力は、やはり贅沢なボリューム感。
重なり合うチュールが描く立体シルエットは、シンプルなドレスにはない華やかさを引き出してくれます。
結婚式だからこそ楽しめる“思い切りのボリューム”は、まさに特別な装いです。
大人花嫁の着こなしPOINT
そして、「可愛いけれど甘くなりすぎるのでは?」と思われがちな「ティアードチュール」も、ドレスのシルエットや丈感、ヘアメイクやアクセサリーの選び方次第で、程よい甘さを残しながらもぐっと大人っぽい印象に仕上がります。
今回は、下記いずれかのスタイルを取り入れた事例をご紹介します。
Style1
スレンダーラインにティアードチュールを重ねて、軽やかに
ベースはすっきりとしたスレンダーラインのドレス。その上に「ティアードチュール」のボレロやベール、オーバードレスを重ねることで、シンプルさの中にふわりとした軽やかさと透明感が生まれます。
Style2
ボリューム×短め丈で、抜け感のある大人フェミニンに
ふんわりと広がる「ティアードチュール」のボリューム感を活かしつつ、あえてミモレ丈や短め丈を選ぶことで、足元に軽やかな抜け感をプラス。可愛らしさを残しながらも、甘さを程よく抑え、大人っぽい雰囲気を演出できます。
仕上げには、ヘア&アクセサリーで全体の印象を引き締めて。
タイトにまとめたヘアやシャープなアクセサリーを合わせれば、甘さのある「ティアードチュール」も一気にモードでスタイリッシュな印象に。小物やヘアメイクの選び方ひとつで、理想の“大人フェミニン”を叶えられます。
スタイリング実例
ここからは、実際の花嫁がまとうティアードチュールのスタイルをピックアップ。ティアードチュールを、自分らしく、そして大人っぽくまとうための実例をチェックしてみましょう。
01華やかに揺れるチュールボレロ
挙式では「orgablanca」のシンプルなベアストラップドレスで清楚に。
披露宴では、同じドレスにふわりと広がるチュールボレロを重ね、ぱっと華やかな印象にチェンジ。
スレンダーなラインに立体的なボリュームを添えることで、程よい遊び心と大人らしい余裕を感じさせるスタイルに。
肩まわりを大胆に見せたデザインには、あえてブラックチョーカーを添えてモードなアクセントを。
タイトにまとめたカチモリヘアがチュールの甘さをほどよく抑え、全体をバランス良く仕上げています。挙式と披露宴で“同じドレスをまったく違う表情で楽しめる”のは、花嫁にとって嬉しいサプライズですね。
02軽やかに広がるチュールボレロ
「malco.」のストラップドレスに、繊細なプリーツ加工を施したチュールボレロを重ねたスタイル。
軽やかでありながら存在感も抜群で、華奢なストラップドレスに空気を含んだチュールが重なり、シンプルさの中に印象的なコントラストを描きます。
胸元に広がるチュールを引き立てるため、ベールはあえてつけずすっきりと。ダウンヘアに大ぶりのピアスを合わせた姿は、モード感を漂わせる今どき花嫁にぴったりの絶妙なスタイリングです。
03ボリュームたっぷりのチュールベール
パールとチュールが織りなす華やぎ (出典元 Instagram:@saach_1125)
大小のパールが散りばめられた「malco.」のドレスは、光を受けてきらめき、花嫁を上品に彩る一着。
そこに合わせたのは、ボリュームたっぷりのチュールベールです。歩くたびにふんわりと揺れ、シンプルなシルエットに奥行きと存在感をプラス。
ヘアはタイトなダウンにすることで、ドレスとベールの美しさそのものが際立ちます。華やかさの中に、大人の品格と可憐さを宿したコーディネートに仕上がっています。
04軽やかでボリューム感のあるチュールドレス
柔らかなイエローチュールが印象的なドレス (出典元 Instagram:@saach_1125)
お色直しでは、同じく「malco.」のカラードレスにチェンジ。繊細なチュールを幾重にも重ね、やわらかなイエローに染め上げた一着です。
包み込むようなボリューム感と、歩くたびにふわりと揺れる軽やかさが魅力。
Aラインのシルエットに、足元がちらりと覗く丈感が、可憐さとモード感を絶妙に両立しています。
ミュールから生まれる遊び心のある抜け感と、あえてシンプルにまとめたヘアが、ドレスの存在感をいっそう引き立てたスタイリングです。
05大人可愛いグラデーションチュールドレス
グレーからピンクへの色合いが大人の可愛さ (出典元 Instagram:@trunk__mm)
グレーからピンクへと移ろう繊細なグラデーションが印象的な「malco.」のドレス。
甘さを抑えた落ち着いたトーンだからこそ、大人の花嫁にもしっくり馴染みます。胸元にはオーストリッチフェザーをあしらい、上品な立体感をプラス。
裾へ向かって広がるチュールが、視線を惹きつける華やかさを演出します。
ミモレ丈の軽やかなデザインには、あえてサンダルを合わせ、抜け感のあるスタイルに。
タイトなヘアとモードなアクセサリーで甘さを程よく引き締め、新郎の装いとも自然にリンクした、ふたりらしいコーディネートに仕上がっています。
06ピンク×グリーンのバイカラーチュールドレス
鮮やかな配色と軽やかなフリルが花嫁を彩る一着 (出典元 Instagram:@arinomamma)
こちらは、「dress benedetta」のバイカラードレス。
透け感のあるチュールを幾重にも重ねたティアードフリルが、ふわりと舞うように揺れ、軽やかさを感じさせます。
そして、大胆なピンク×グリーンの配色が見る人の心までぱっと明るくしてくれるよう。
モードでありながらもどこかポップな世界観は、カラフルな装花やブーケとも見事にマッチしていて、花嫁さんらしさがあふれる華やかな一着です。
エッジの効いたツインアレンジ (出典元 Instagram:@arinomamma)
ヘアは人気のツインスタイルをタイトにまとめ、シルバーのリボンを散りばめて。
甘さをほんの少し引き算することで、愛らしさとモード感が心地よく溶け合う、洗練されたスタイリングに仕上がっています。
07モードに着こなすボリュームチュールドレス
鮮やかなパープルをモードに着こなす (出典元 Instagram:@sk.wedding_se)
こちらは、透け感のある軽やかなチュールを贅沢に重ねた「GYPSY」のドレス。
鮮やかな発色とたっぷりのボリューム感がありながら、さらりと潔く着こなすことで、大人花嫁ならではのモード感が漂います。
日本庭園の落ち着いた風景に、モダンな色彩とシルエットが映え、唯一無二の存在感を放つスタイリングに。
ヘアメイクの引き算が洗練さの鍵 (出典元 Instagram:@sk.wedding_se)
ヘアは黒髪をきゅっとまとめたツインスタイルに、シルバーイヤリングをひとつ。
目元にはさりげなくラメとホログラムを散らし、控えめながら上品な輝きを添えました。
飾り立てない引き算の美学が、ドレスの個性と花嫁のセンスをより一層引き立てています。
08甘さを抑えたピンクチュールドレス
甘さを抑えたピンクチュールで、可憐さと大人っぽさを両立 (出典元 Instagram:@_to_1218_)
同じく「GYPSY」から、こちらは甘さを程よく抑えたピンクドレス。
トップスにのみ施されたボリューミーなフリルが視線を上に集め、スカートはストンと落ちるシルエットでティアードを控えめにすることで、全体をすっきりと見せています。
さらに足元がちらりと覗く丈感が、ヘルシーな可愛さを演出してくれる一着ですね。
人気の三つ編みスタイル (出典元 Instagram:@_to_1218_)
ヘアは人気の三つ編みスタイルに、ブラックリボンを重ね付け。
片方のリボンだけを長めに垂らすことで、揺れるたびにリボンがふわっと動いて、遊び心をのぞかせます。
09鮮やかなブルーが目を引くチュールドレス
お座りショットでチュールにふんわり包まれて (出典元 Instagram:@____tinyy)
こちらも「GYPSY」のドレス。
お座りショットでは、幾重にも重ねたチュールがふんわりと広がり、花嫁さんを包み込むよう。
たっぷりとしたチュールならではの立体感が、印象的な一枚を叶えてくれます。
ブルーは、おふたりの結婚式のテーマカラーのひとつだそう。
こんな鮮やかなカラードレスは、前撮りでこそ挑戦しやすいアイテム。思いきり自分らしい色で、心に残る一枚を残してみては。
10ビッグリボンが印象的なチュールドレス
リボンドレスの甘さをヘアメイクで引き締めて (出典元 Instagram:@____tinyy)
こちらは「Nudity」で取り扱われている「Christie Nicole Bridal」の大胆なビッグリボンが印象的なドレスです。
プリーツ加工が施されたフリルが風をはらんでひらひらと舞う様子は、まるで映画のワンシーンのようにドラマチック。
ヘアはあえてシンプルにまとめて、ドレスの存在感を引き立てて。ラブリーになりすぎず、ほどよくモードな雰囲気が漂うスタイルです。
長めのティアードトレーンがふんわり華やぐデザイン (出典元 Instagram:@____tinyy)
フロントは短めの丈で軽やかに、バックには長めのトレーンをあしらったデザイン。
歩くたびにティアードフリルが優雅に揺れ、どの角度から見ても印象的なシルエットを描きます。
さらに、ボリュームのあるリボンが肩周りや二の腕を華奢に見せてくれるのも嬉しいポイント。
11ブラックラインのオーバーチュールドレス
「Mimoza」のシンプルなマーメイドドレスに、披露宴ではオーダーメイドのオーバードレスを重ねて華やかにアレンジ。
花嫁さんの希望で加えたティアードと細めのパイピングが今っぽいエッセンスを添えています。
程よく広がるティアードにブラックラインがすっと走ることで、可愛らしさに大人の落ち着きがプラス。
ヘアやブーケ、小物に取り入れた細いリボンともリンクし、スタイリング全体に心地よい統一感を生み出しています。
裾を少し短めに仕立てたことで、歩くたびにティアードの隙間から黒のストラップシューズがちらり。
甘さを抑えた大人可愛いバランスは、大人の花嫁さんにぴったりのスタイリングです。
とっておきの一着を”自分らしく”着こなそう
いかがでしたか?
「ティアードチュール」は、ドレス選びはもちろん大切ですが、実は「どう着こなすか」で印象はぐっと変わります。今回ご紹介した花嫁さんたちも、“自分らしく着こなす工夫”をしていたのが印象的でした。
シンプルなドレスには、ボリュームボレロやボリュームベールを重ねて存在感をプラス。ボリュームチュールのドレスには、タイトなヘアやモードなアクセサリーで甘さを引き算。小物の選び方ひとつで、可憐にも大人っぽくも表情を変えられるのは大きな魅力です。
トレンドを取り入れながらも、自分の雰囲気や好みに合った工夫を重ねることで、花嫁姿はもっと特別に、輝きを増していきます。ぜひ、自分らしい「ティアードチュール」のスタイリングを見つけてくださいね。
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nana
企業のブランディングを担う制作ディレクターやフォトブランドを展開。 年子男の子ママ。 ライターとしては、トレンドを意識した役立つ情報を発信していきます。
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