壁面を活かしたウェルカムスペース|写真や小物をおしゃれに飾るアイディア15選
by nana
ウェルカムスペースはゲストを最初に迎える大切な場所
式場のエントランスやロビーなどに設けられることが一般的なウェルカムスペース。
ゲストを歓迎するための空間であり、結婚式が始まるまでゲストに快適に過ごしてもらう特別な場所です。
ウェルカムスペースは、結婚式の大切なスタート地点。
有効に使いたいですね。
「壁面」を活かしたウェルカムスペースとは?
ウェルカムスペースをつくりたい!けど、何をしたら良いか分からないと悩む花嫁さんもいるのでは?
そんなお悩みのヒントになるよう、今回紹介したいのは、式場の「壁面を活かしたウェルカムスペース」です。
写真を飾ってふたりのことを知ってもらったり、
新郎新婦のセンスやテーマを反映させた装飾をしたり、
結婚式の進行をサポートするエスコートアイテムを設置したり…。
ARCH DAYS花嫁さんの事例をもとに、壁面の活かし方のヒントをつかんでくださいね。
01ふたりらしさを写真で表現して
フィルムのような淡いトーンの写真が、どこか優しく温かな雰囲気で、古民家の漆喰の壁に合っていますね。
前撮りの時から、式のテーマや雰囲気を意識して、それに合ったティストのフォトグラファーに依頼したり、写真の色合いを調整するだけでも、全体に統一感が出ます。
リラックス感あふれる、ランダムな貼り方も真似したいですね。
格子の窓ガラスに日の光が差し込む様が、まるでライトアップされているかのよう。
カラフルな和装写真と組み合わされることで、よりいっそうモダンな雰囲気に。
壁だけではなく、窓ガラスも装飾スペースとして考えてみると、ぐんとアイデアが広がります。
ブラックのコッパースタンド×アクリルボードが目を引くウェルカムスペース。
シンプルな白壁に、センスよくコラージュされた写真がカッコいいですよね。
写真の内容も、横顔、手元や衣装にクローズアップしたカットなど、さまざまなカットを組み合わせることで、スタイリッシュさがより際立ちます。
コッパースタンドとフォトフレームのブラックが、空間にエッジを効かせてますね。
「”I was looking forward to this day”(私はこの日を楽しみにしていました)」と、ふたりの想いを綴った色紙と写真を組み合わせ、コラージュ。
写真全体はセピア色にしながら、海の青、夕焼け空のピンクなど、ポイントとなる色味だけ鮮やかに見えるよう加工するなど、細かな点までこだわりを感じます。
ふたりの写真だけではなく、他要素も組み合わせてデコレーションすると、よりおふたりらしさが伝わる空間になりますね。
「日常に溢れている小さな幸せ」を結婚式のテーマにしたふたり。
チャペルに上がる階段に「ふたりの日々ギャラリー」というタイトルで、日常で幸せを感じた瞬間を切り取り、装飾。
通路上の壁面を上手に活かして表現していますね。
結婚式のテーマに沿っているので、ふたりが写った写真でなくても想いが伝わります。
まさに、ふたりらしさが素敵に表現されたウェルカムスペース。
02ポスターやタペストリーでわくわくした空間を
披露宴会場の入り口に設置されたウェルカムポスター。
あえてピントがずれたふたりの写真は、結婚式では珍しく、オシャレですね。
ポスターは花嫁さんがデザイン。
文字の色や書体も招待状など他のdiyアイテムと揃えるなど、全体の統一感まで考えられています。
レトロな雰囲気のビルの壁に、ビビットな色使いとモダンなデザインのポスターの組み合わせ。
”違和感を楽しむ”という新郎新婦のコンセプトが表現されており、唯一無二のセンスを感じます。
周りにはサイズ違いのポスターがフライヤーのようにいたる所に貼られていて、特別なイベント感を醸し出してます。
ゲストも、きっと胸の高鳴りを感じたことでしょう。
手作業の温かみが感じられ、くすんだ色合いが特徴的な壁に、鮮やかなお花と真っ白なタペストリーが映えています。
敢えて壁に貼らず上から吊るすことで、秋の暖かな風に、タペストリーやお花がゆらゆらと揺れて、心が安らぐひと時を演出。
お花が個性的な分、シンプルなデザインのタペストリーが合っていますね。
こちらは、ふたりの似顔絵のアートポスターをウェルカムスペースに。
エントランス正面に飾ることで、おふたりの代わりに、ゲストを迎えているように見えますね。
他の装飾を華美にせず品良くまとめることで、ふたりの似顔絵に自然と目が行くように考えられています。
装飾をする際は、全体のバランスを考えた引き算が大事ですね。
03ミラーでゲストが思い出に残る空間に
こちらの結婚式では、ゲストが可愛く、かっこよく決めた姿を写真に写して思い出に残せるように、大きなウェルカムミラーを置きました。
実際にゲストがミラーで写真をたくさん撮ってくれていて、嬉しかったよう。
ミラーの周りにお花を飾るのもポイント。撮影した際にお花が写り込み、とてもキレイ。
式後はお部屋を飾るインテリアとして、そして鏡としても使えますね。
04コンセプトのロゴを取り入れて
「ゲスト一人ひとりが、花咲くような華やかな雰囲気で楽しんでほしい」という想いを込めた結婚式のコンセプトは「Blooming」。
エントランスの壁に、コンセプトを表すネオンサインとフラワーカーテンを飾り、可愛くオシャレに表現しています。
装飾だけでなくペーパーアイテムにも、テーマの「花」を散りばめて全体的な統一感を出しているそう。
訪れたゲストにワクワクしてもらえたらと、式場の石積みの門塀に、カルプ文字で作成した立体ロゴを装飾。
まるで最初からあったかのように、門塀の雰囲気にマッチしています。
オリジナルデザインであるこのロゴは、”双喜紋”と言い、中華圏の文化では結婚式などの特別な場面で使われる幸福の証だそう。
花嫁さんのルーツからなるコンセプトを、見事に表現していますね。
05エスコートアイテムやサンクスレターを装飾
「SPRING IN THE AIR」がテーマの結婚式は、蝶々が飛んできそうな、お花いっぱいの柔らかなイメージがコンセプト。
中庭が見える窓ガラスに、フラワーカーテンのエスコートカードを。
フラワ―カーテンは、特に春婚の花嫁さんにおすすめしたい、可愛い演出です。
壁面の装飾と合わせて、棚の上の装飾もすることで奥行きあるスポットに
花嫁さんが趣味で集めていた絵画のポストカードとウィリアム・モリスの布リボンをエスコートカードに巻いて。
作品として既に完成されているポストカードは、飾るだけで立派な装飾になります。
重厚感あるクラシカルな木の壁と、エスコートカードを照らすライティングが落ち着いた大人の雰囲気を演出していますね。
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花嫁さんが好きなモネの「アイリス」の絵に、Our Storyをカリグラフィーで入れ、おばあ様から頂いた額縁に。
モネの絵の周りには、ゲストへのサンクスレターを並べました。
サンクスレターは、配布したり、ゲストテーブルに置いたりもできますが、壁面にデコレーションすれば、それだけで華やかな雰囲気になりますね。
あなたのアイディアで飾ろう
いかがでしたか?
壁面を活かしたさまざまなウェルカムスペースがありましたね。
ぜひ、今回のコラムをヒントに
ふたりならではのウェルカムスペースをつくり、結婚式の始まりを演出してくださいね。
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nana
企業のブランディングを担う制作ディレクターやフォトブランドを展開。年子男の子ママ。 ライターとしては、トレンドを意識した役立つ情報を発信していきます。
Instagram : @nan_awedding