【コロナ対策】卒花嫁へインタビュー。コロナ禍で必要な結婚式準備とは?
by hypericum
沢山のプレ花嫁さんからいただく、結婚式のコロナ対策が知りたい!という声。そんなリクエストにお答えして、今回は実際にコロナ禍でウェディングを行った卒花嫁さんへインタビュー!準備の進め方や当日配った感染予防グッズなど、詳しくご紹介します。
Withコロナの結婚式アイディアが知りたい!
2020年11月、コロナ禍で結婚式のあり方が大きく変わっている中で結婚式を行われた、卒花嫁のYuinaさん。
諦めなければならないことや悩むことも多く、不安な気持ちに揉まれながら結婚式の準備を進めたのだそう。今、同じような気持ちで結婚式の準備を進めている新郎新婦さんも多いのでは?
ARCH DAYSで行ったアンケートでも、多くのプレ花嫁さんから結婚式のコロナ対策について知りたい!とリクエストをいただきました。
そこで今回こちらでは、実際に卒花嫁さんが行った結婚式の感染予防対策について詳しくご紹介!ぜひそれぞれのウェディングスタイルに合わせながら、取り入れてみてくださいね。
▽Yuinaさんのウェディング
新型コロナウイルスを考慮した結婚式準備
1.密になりにくい会場選び
ゲストにもワクワクと非日常感を楽しんでもらうことができる、アウトドアウェディング。
ニューヨークで目にした植物園での結婚式を叶えたいというYuinaさんの想いもあり、会場は長居植物園内にある「HANDSOME bot GARDEN」に決定。
開放感たっぷりの自然の中、密になりにくいアウトドアウェディングは、コロナ禍のウェディングとして定番のスタイルになりつつあります。
2.オンライン打ち合わせでのドレス選び
コロナ禍で実際にアトリエへ足を運ぶことができなかったというおふたり。ドレスとタキシードの打ち合わせは、オンラインで行ったのだそう。
オンライン打ち合わせでは、サイズの測り方などを細かく教えてもらいながら何度もイメージのすり合わせを行い、サイズもデザインも理想通りのフルオーダードレスが完成!
3.招待人数を絞る
結婚式のコロナ対策で、1番に考える必要があるのが、招待ゲストの人数。
ゲストに対し失礼がないよう、グループごとに分けながら招待者を絞り、中途半端な呼び方にならないよう気を付けたというYuinaさん。
悩みに悩んで人数を絞り招待したゲストは、おふたりにとって大切で特別な方ばかり。2人にとってもゲストにとっても気持ちよく楽しい結婚式に◎
4.WEB招待状と紙の案内状を上手に使い分ける
日々変化する予想が難しい状況に合わせ、ゲストが出欠を決めやすいようにと、いちばん最初に送る案内はWEB招待状に。
WEB招待状は、万が一結婚式が中止になったり延期になったりした場合でも、刷り直しの必要がないため、ゲストにとってだけでなくおふたりにとってもメリットを感じる方法。
おふたりがとった方法は、1か月前まで自由に出欠を変更できるようにするもの。
気軽に返信できるWeb招待状で1か月前に出欠のアンケートを確認し、最終的に出席ができるゲストへのみ紙の案内状を郵送。
さらに、挙式1週間前には「来園に関してのお願い」として、当日の天気などの案内や、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の事前ダウンロードについてメールやLINEを使って連絡したのだそう。
5.ゲストに負担が少ないドレスコード
ドレスコードは、ゲストが選びやすいようにカラーのみを指定、カジュアルスタイルもOKに。
さらに、イメージが湧きやすいよう、メンズとレディースそれぞれの参考コーディネートをイラストで提案。
分かりやすい上にオシャレなイラストの案内状は、おもてなしとしてもグッド◎
結婚式当日の感染予防対策
1.ゲストテーブル
ソーシャルディスタンスを保つために、通常6人掛けのテーブルを4名で利用。テントの数も2張りに増やし、テーブルスペースを広く設けられるような工夫を。
ゲストテーブルには、向かい合うゲストとゲストの間にアクリル板を設置。アクリル板の下にはグリーンを並べ、オシャレな会場装飾に馴染むように。
2.受付
通常の方法だと列ができてしまうため、密になりやすい結婚式の受付。
おふたりが考えたアイディアは、人数の多いグループは代表者にのみ受付をしてもらう方法。会費制にしたことで、よりスムーズに行うことができたのだそう◎
3.料理
調理は、BBQビュッフェが式場の定番スタイルですが、前菜ビュッフェやデザートビュッフェを追加。
ビュッフェスタイルなので本来はゲストが自由に取りに行きますが、火を通す肉類などは屋台式でスタッフが取り分け、火を通さないおにぎりやサラダなどはランチBOXに入れて提供。
4.ウェルカムギフト
受付ではウェルカムギフトとして、感染予防グッズをプレゼント。
オリジナルのトートバッグには、席次表や園内の地図、感染予防グッズの説明をまとめた「案内MAP」も一緒に配布。
コロナ禍での結婚式でも前向きな気持ちになれるよう、感染予防グッズはシンプルでおしゃれなパッケージにこだわってDIYしたのだそう。
5.クリアマスク(マウスシールド)
Yuinaさんが感染予防グッズのメインとして必要だと感じたのが、このクリアマスク。受付でウェルカムギフトとして配布すると、すぐに付けてくれる方ばかりだったそう。
あごの部分までクリア素材で作られているタイプを選ぶことで、写真写りが良くなって◎
6.クリアプロップス
髭のデザインが可愛いと、ゲストから好評だったというクリアプロップス。
「マスクは外したい、だけど話したい…」そんなときに使ってもらえるようにと用意した、ゲストのことを考えて作られたアイテム。
7.マスクケース
普段から紙製のマスクケースを愛用しているというYuinaさん。しかし、中に入れたマスクが出てしまうことや、封ができないこと、シワになってしまうことが気になっていたんだそう。
そこで、ジッパー付きのポリ袋をマスクケースとして使うことに。ひとつひとつロゴシールを貼って、オリジナルのデザインに。
8.除菌シート
屋外での結婚式だからこそ、こまめに手が拭けるようにと除菌シートをセレクト。
100円ショップで購入したシンプルな除菌シートに、マスクケースと同じロゴシールを貼って統一感を。
感染予防対策をしながら楽しい演出
家族や友人との食事会も難しいコロナ禍。せっかく集まることができた結婚式では、ゆっくりと会話を楽しんでもらえるようにと余興などの演出はなしに。
1.フォトラウンド
ゲストテーブルのあるテント内での密を避けるために、フォトラウンドは新郎新婦がゲストテーブルに出向くのではなく、ゲストに高砂へ来てもらうスタイル。
アナウンスを行い、グループごとに順番に高砂へ来てもらうことで、列や混雑ができないように工夫を。
集合写真の撮影に関しても直前まで実施を悩んだというYuinaさんですが、クリアマスクをギリギリまで着用して感染対策を行いながら実施ができたのだそう。
2.ダンスタイム
「コロナ禍で動けない今だからこそ、外で思いっきりみんなと踊りたい!」というYuinaさんの希望で、広い芝生広場を利用して行われたダンスタイム。
横並びになってソーシャルディスを保ちながら、楽しく仲間たちとのダンスを。
3.プチギフト
プチギフトはお菓子などの食品だと衛生面で心配があるため、MARKS&WEBの個包装された石鹸をチョイス。お花由来の手作りボタニカル石鹸は、植物園というロケーションにもピッタリ◎
卒花嫁さんからのコメント
コロナ禍で多くのことが制限される中、ゲストの安全・安心を1番に考えて迎えた結婚式だったからこそ、改めて2人にとって大切な人たちと向き合うことができる時間になりました。
一時期は中止することも考えましたが、感染予防対策をしっかり考えて行った結婚式は、ゲストの温かい笑顔を思い出しただけでやって良かったと思えます。
参加したゲストからは「2020年で一番の想い出になった!」と、とても喜んでもらうことができました。
コロナ禍で迎える結婚式の参考に
いかがでしたか?卒花嫁さんが実際に行われた、結婚式のコロナ対策アイディアを詳しくご紹介してきました。
コロナ禍で行う結婚式だからこそゲストのことを1番に考え、演出やアイテムも全てゲストがいかに過ごしやすいかを意識しながら作り上げていったというおふたり。
これから結婚式を迎えるプレ花嫁さんも、ぜひ前向きに楽しめるよう工夫をしながら素敵な結婚式を迎えてくださいね。
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