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海外の最旬ウェディングイベントに潜入!クリエイティブな結婚式とは<後編>

海外の最旬ウェディングイベントに潜入!クリエイティブな結婚式とは<後編>
by ARCH DAYS 編集部

海外ウェディングに学ぶ!自由でクリエイティブな結婚式

米・サンディエゴで行われたウェディングのキュレーションイベント「Modern Love Event」の全貌をレポート。

前編に続き、素晴らしいクリエイターたちによる超クリエイティブなウェディングのショーケースをたっぷりと紹介します。今回は「Layered Vintage」として活躍する、イベントの創始者・Jillのインタビューも。

 

▼前編はこちらから

海外の最旬ウェディングイベントに潜入!装飾のトレンドをチェック!<前編>

サンディエゴで行われたウェディングのキュレーションイベント「Modern Love Event」に日本のメディアとして初の公式取材を実施。クリエイティビティに満ち溢れる会場の様子をお届け。

Photo by : CC Photography

 

ウェルカムスペースから華やかに!おもてなしも充実したウェディング

完璧にプロデュースされたショーケースを見ながら、実際にベンダーやクリエイターに会って話ができるプレ花嫁のためのウェディングイベント。前回に続き、様々なブースをご紹介。

 

まずはブライズメイドのドレスショップ「Birdy Grey」のブースへ。 

 

 

 

会場に現れたオシャレなドリンクカーは現地のThe Boozy Beeのもの。

結婚式が始まるまでの時間に、ドリンクなどでおもてなしする方法は海外で人気。好きな飲み物を片手にゲスト同士が楽しめる空間に。

 

 

カラフルな色使いで、様々なカラードレスを展開するBirdy Greyの世界が表現されています。

 

色を多く使っていますが、トーンを合わせているのでキレイ。テーマカラーに迷っている方は、「色のトーン」も合わせて考えてみると良いかも。

 

 

 

近くで見てみると、花にフェイクの蝶がとまっていたり…。全体のイメージだけではなく細かなところまでこだわりが。

 

 

 

 

 

Photos by : CC Photography

 

BIRDY GREY

Design: Modern Love Event 

Dress Designer: Birdy Grey

Floral Design: The Floral Craft

Rentals: Folklore Rentals

Tabletop Rentals: Hostess Haven

Custom Wall: Backup Backdrops

Mobile Tap: The Boozy Bee

Signage/Graphics: Velvet Fox Designs

Hair & Makeup: XO Beauty Company

Models: @hellophoebeleader @jungljen

 

アイスブルーを基調とした上質さを感じる、大人なエレガントウェデイング

お次はWITTY RENTALS とTHE DRESS THEORYによる、思わず見惚れてしまうような美しいブースへ。

 

 

アイスブルーを基調にし、多くの色を使わないことで上質な空間に。

 

 

 

 

くすみピンクがうまく合わせられ、ウェディングの幸せな雰囲気までも演出されてるよう。

 

 

 

ブーケも、お花の種類は少なめに。

モードなドレスに、あえて柔らかいお花を合わせたオシャレ上級者の技。

 

 

 

 

大人エレガントなウェディングにはダウンスタイルも素敵!

 

おおぶりのアクセサリーでメリハリを。

 

 

 

Photos by :Foolishly Rushing in

 

WITTY RENTALS / THE DRESS THEORY

Design & Rentals: Witty Rentals

Dress Designer: The Dress Theory

Floral Designer: Bloom Babes

Signage/Graphics: The Roc Shop Party 

Hair & Makeup: XO Beauty Company

Models: @monetbray @courtney_creates @itsmelissarey

 

お花をふんだんに使った、フェミニンな雰囲気のウェディング

 

お次は、Kelsey Rae DesignsによってデザインされたBHLDNのショーケースへ。会場全体にフローラルな香りを漂わせていた圧巻のウェディング。

 

 

ショッキングピンクのバラが印象的なテーブルデコレーション。

グラデーションになるようにバランスよくセッティングされたまさに完璧な空間。

 

 

 

 

 

 

ゲストの席札には、日本でも人気の高いアクリル素材が。

 

アクリル素材にメニューが書いてあるものは日本でも目にしますが、デザインを入れた紙の上に重ねてセッティングするだけでグッとオリジナル感がアップ。

 

 

 

季節のお花をたくさん使ったブーケは、柔らかい雰囲気で細いストラップのドレスにもぴったり!

 

 

 

人気のドレスショップBHLDNからは様々なラインのウェディングドレスがずらり。

 

 

 

Photo by : My Sun & Star

 

KELSEY RAE DESIGNS / BHLDN

Design: Kelsey Rae Designs 

Dress Designer: BHLDN

Floral Designer: Tiny Victories

Rentals: Folklore Rentals

Tabletop Rentals: Hostess Haven

Desserts: Swoonful

Signage/Graphics: The Roc Shop Party 

Hair & Makeup: XO Beauty Company

Models: @stylehawking @katie_lavieri @itsclarawang

 

ワントーンカラーで表現した、大人BOHOウェディング

 

クリエイティブチーム「Pow Wow Design Studio」による、 キャンドルの明かりが美しい“大人BOHOスタイル”のウェディングブースを最後にご紹介。

 

 

自然に生まれた素材をそのまま活かしながら装飾され、使用する色味は統一。

 

同じものを並べるのではなく、あえて違う形・素材を合わせ、計算し尽くされた空間を演出。

 

優しく灯るキャンドルがより一層ムードを盛り上げていました。

 

 

 

 

 

 

 

ボーホースタイルのウェディングには、ドレスのデザインにポイントがあったり、身に着ける小物を思い切ったものにしても◎

 

ハットやブーツを合わせる上級者テクニックも。

 

 

 

 

 

Photos by: Mandy Ford

 

POW WOW / DAUGHTERS OF SIMONE

Design & Rentals: Pow Wow Design Studio

Dress Designer: Daughters of Simone

Floral Designer/Ceramics: Not Just in Novels

Hair & Makeup: XO Beauty Company

Models: @LaChloeRoca @JadeEyeMoon

Interview:新たなトレンドを生み出すイベントはどうやって作られる?

PinterestやInstagram、ブログでも見たことのないことを

Modern Love Event当日、イベントの創始者・Jillへインタビュー!

ウェディングのトレンドはどうやって生まれていく?このユニークなイベントにかける思いも聞きました。

 

——このイベントを始めようと思ったきっかけは?

 

イベントを始めたのは、まず私がフローリストだということ、そしてすでにあったイベントに満足できなかったのがきっかけ。

 

もともとあるイベントって全てがブースのように感じる、ブライダルフェアみたいな感じで。クリエイティブじゃなくて、その場で何かを売りつけるみたいな感じだったのが好きじゃなくて…。なので、自分の作品をショーケースとしてできて、一緒にやりたいと思うブライドたちと話せるようなイベントを、ベンダーとしてやりたい!と思ったの。そういったイベントが今までなかったので、それでが理由。

 

私はベンダーフレンドリーなイベントがやりたかったんです。そして花嫁さんたちと話したり、私たちをブッキングしたい人と話したい、そんな気持ちからです。

 

——今回のイベントは何回目の開催?

 

これが6度目のイベントで、サンディエゴでは3回目。

 

アメリカでもすべての人がこういったタイプのイベントを求めているわけではないけど、サンディエゴや南カリフォリニアの人たちはとても理解があるので、ここはやりやすいくて。次はLAでやろうと思っています、サンディエゴとLAはとても似ているから。

 

——イベントのコンセプトは?

私たちはなるべくベンダーを尊重するようにしていて、テーマを決めず、カラーパレットを決めるだけ。今回は2月なので、春と夏のウェディングがテーマ。これが今回のパレットです。(見せてくれたパレットはピンク・コーラル・薄いピンク・やまぶき・アイスブルーの5色。)

 

多くのデザイナーは、これをその通り理解するか、もしくはやりたいように解釈しています。なので多くの人はブルーを選ばなかったし、逆に一部ピンクをなくしてブルーにした人もいます。

 

これがベースといった感じで、全体が集まった時に、統一感はあるけど全てが同じというわけではない感じ。なるべく制限しないようにして、楽しんでもらいたいと思っています。唯一やっていることは、デザイナーに事前にイメージを送ってもらうようにしていて、他とのカブりがないか確認しています。みんなが受け取るのはパレットだけなんです。

 

そして「PinterestやInstagramやブログで見たことのないことをやってくださいと伝えます。2020と2021のトレンドを作り出そうとしているから。

 

————ベンダーはどうやって選んでるの?

 

経験豊富な人や予約がいっぱいな人を選ぶようにしていて、プラス新しい人でバランスをとるようにしています。

 

挑戦をしてもらって、変えようとトライしています。なので毎回同じデザイナーではなく、新しい人たち。これいい質問ですね、難しいんですよね、私の夫はウェディング業界の人ではないので、偏りがないように、たまに見てもらって、彼に選出を手伝ってもらうことがあります。

 

————トレンドはどこから生まれてるんでしょう?

 

私が思うにInstagram。

Pinterestは探し方がわからないと古いものや可愛くないものが引っかかるので、Instagramのように最新ではないのです。Instagramは瞬間的。

 

個人的には、過去のウェディングを編集作業のようにフィーチャーするのが好きなのですが、Instagramは今自分ががやっていること、もしくは先週末にやっていたこと、みたいな感じなので、おそらくみんなInstagramでほとんどのヴェンダーを見つけているのかと思います。

 

多くの花嫁たちが私たちのことをInstagramで見つけたと言ってくれます、Pinterestではなく。

そして、実際に私たちのイベントからベンダーを見つけるんです。

 

Photo by :Foolishly Rushing in

 

Photo by : My Sun & Star

 

自分たちの好きなスタイルを見つけよう

もちろん全く違う文化をもつアメリカと日本では、ウェディングのスタイルも別物。

でも、新しい装飾のヒントや自分たちらしさを表現するアイディアがきっとあるはず。

 

いろんな国の様々なスタイルのウェディングを見ることで、これだ!と思う結婚式が見つかるかもしれません。

 

取材協力:Modern Love Event

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