環境に配慮した結婚式|ありのままの自然の中で愛を誓う「ラスティックウェディング」
by Fumi
「ラスティックウェディング」って?
海外のカップルの間で人気に火がついたことから日本でも2019年頃から話題になっている「ラスティックウェディング」。
そもそも「ラスティック」とは、英語で「素朴な」「飾り気のない」を意味する言葉で、その名の通り自然の中で挙げる温かみのある式のことを「ラスティックウェディング」と呼びます。
ラスティックウェディングの場所の候補は無限大!川や滝などでも挙式が可能。
今、ラスティックウェディングがおすすめなワケ
花嫁さんたちからも大人気で、今再びおすすめしたいラスティックウェディング。
今回は、先輩花嫁さんの例をご紹介しながら、人気の理由を紐解いていきます。
01ありのままの自然を活かした、地球に優しい空間作り
ラスティックウェディングのひとつ目の魅力は、「エコであること」。
派手な装飾をたくさん加えるのではなく、「ありのままの自然の形」を活かした空間作りが、ラスティックウェディングのキーワードなのです。
自然の中にお邪魔するからには、ゴミはできるだけ出さずに地球に優しい式を作り上げる。
SDGsの内容にも沿っていて、今の時代に合った挙式スタイルとも言えます。
02ピクニックや旅気分でゲストが楽しめる
近年式場のバリエーションはどんどん増えていますが、特に親世代のゲストは多くの式に参列経験があるもの。
今までの型にはまらない自然あふれる森や海辺への招待状には、老若男女ワクワクすること間違いなしです。
親族や友人グループは、年を経るごとに集まる回数が減ってしまいがちですよね。
結婚式をきっかけに、そんな方々に家族旅行や友人同士のプチトリップ気分で景色や自然を一緒に楽しんでもらえるのも、ラスティックウェディングの魅力の一つです。
03場所の候補は無限大!思い出の土地で、唯一無二の式に
山に囲まれた広場や海の見えるロケーション、森の中や牧場…。
思い出の地を思い返してみると、ウェディング会場の候補が見えてくるかも。
山を臨む、抜群のロケーションでのウェディング。エコや地産地消を意識した会場づくりをされているそう。
上図のカップルは、おふたりの地元熊本でゴミになるところだった流木をシンボルツリーにするなど、環境にも気を配りながら素敵な空間作りを実現させたそう。
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装飾は派手にしなくとも、豊かな自然と季節の色に染まった木々がナチュラルな演出を施してくれます。
そしておふたりの思い出の地を共有してくれること自体、ゲストにとっても嬉しいおもてなしになるはず。
04ゲストとの距離が近く、カジュアルな式に
コーヒーサーブの準備を。演出も自由なので、自然の中らしい演出を考えるのも素敵!
自然の中でのラスティックウェディングは、フォーマルな式場と違って決まり事や空間の仕切りがないので、近い距離でゲストをおもてなしできるところも嬉しいポイント。
演出も自由に、ケーキカットの代わりにキャンプ気分を味わってもらうためゲストへコーヒーサーブをしたり、自然の落ち葉や木の実を使ってアートを完成させたり…
ゲストとの距離が近く、アットホームな雰囲気で自然な笑顔が溢れる
ゲストと一体感を持ってみんなで式を完成させることができるのは、決まりに囚われない楽しみ方のできるラスティックウェディングならでは。
ラスティックウェディングの素敵なアイディア
それでは、先輩花嫁さんの素敵なラスティックウェディングの例を2つ、ご紹介します。
それぞれに会場選びから空間作りまで、ご夫婦の想いの詰まった唯一無二のウェディング。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
01滝の下で愛を誓う、2人っきりのエロープメントウェディング
「エロープメント」とは、駆け落ちのこと。
ゲストを呼んだ盛大な式ではなく、2人きりもしくは家族や親しい友人のみを呼んで行う式のことを「エロープメントウェディング」と呼びます。
少人数なので、場所の自由度がさらに上がるのがおすすめのポイント。
滝の下にアーチを飾り、ささやかながらグラデーションの美しい自然に馴染む装飾を施した式場。
自然のなかに映えるワイルドカラフルなお花は、ふたりのイメージに合わせてコーディネートしてもらったそう。
壮大な自然の中で、幻想的な写真が撮れるのもラスティックウェディングの魅力。
2人きりで好きなだけ自然を感じながら、一生の思い出に残る1日を過ごします。
式の最後はふたりで水に入り、壮大な自然を感じるウェディングを味わいます。
レースの美しいドレスが水に揺れるシーンは、大自然の中ならではの幻想的な写真に。
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02北海道の雄大さを感じる、アットホームなラスティックウェディング
こちらは北海道の美しい大地で行われた、少人数制のアウトドアウェディング。
場に調和するようナチュラルな素材の椅子やテーブルを使い、自然を感じられる、開放的でリラックスした空間。
サステイナブルな素材を使って、地球環境にも優しいパーティーに。
北海道らしい広大な土地を活かした写真もたくさん!
「可愛い動物と一緒にウェディング」という夢のような空間も実現してしまうのが、ラスティックウェディングの魅力。
動物好きのご夫婦のニーズにも応えられるのがラスティックウェディング。
食やワインが好きなふたり。食材やワインは地元のものをセレクトしたのだそう。
北海道の風に吹かれながら、地のものをいただくなんて贅沢な時間ですよね。
写最後はみんなで手持ち花火を。新郎新婦もゲストも自然と笑顔に。
宴の終わりはみんなで花火を。新郎新婦とゲストのはじける笑顔が印象的です。
大自然に囲まれた「ラスティックウェディング」で一生の思い出に残る式を
ありのままの大自然の中で挙げる、地球にも優しい「ラスティックウェディング」はいかがでしたか?
想いのこもった自然溢れる場所で、大切なゲストたちと一緒に旅気分で楽しめる結婚式のスタイル。
自然やアウトドアが好きな方にはもちろん、装飾や演出の予算が抑えられることで、ドレスや写真などにこだわれるところも嬉しいですよね。
豊かな自然の中で新郎新婦もゲストも自然と笑顔が溢れるラスティックウェディングで、一生の思い出に残る式を挙げてみませんか?
ARCH DAYS コラムニスト
FUMI
「暮らすように旅する」をテーマに、ホテルから見つける旅の魅力をフォトグラファー/ ライターとして発信。
映画の一部を切り取ったようなドラマチックな写真と文章を得意として、旅先の自然体な魅力をお伝えします。
Instagram:@fummy23_