
“アクセントカラー”を使って装花や装飾をとびきりおしゃれにしよう
by mille dessins
アクセントカラー上手が結婚式を制す!?
装花や装飾で差し色を取り入れて
今、多くの花嫁さんをトリコにしているのが、シンプルでナチュラルな雰囲気の結婚式。
さりげなくこなれたムードを出せたり、肩の力が抜けた大人っぽさを感じさせたりと、大人気ですよね。
けれど、よりオシャレな雰囲気や個性を醸し出したいなら、注目したいのが「アクセントカラー」。
こだわりや二人らしさが演出された結婚式では、どうやら、この色のポイント使いに秘密があるよう。
アクセントカラーとは、日本語で言うと「差し色」のこと。
さっと差し色を入れるだけで、ぐっと統一感が増したり、メインカラーをより引き立たせられたり・・・と良いことづくめ!
先輩花嫁さんの事例を参考に、あなたも、印象的なアクセントカラーを結婚式に取り入れてみませんか?
花嫁&花婿さんにヴィヴィッドカラーを一点投入
ヴィヴィッドピンクをポイントに
自然いっぱいのカフェで結婚式をあげた、こちらの新郎新婦さん。
会場は、柔らかなグリーンを基調に、淡いパープルやピンクを取り入れてコーディネートされています。
そんななかに、ピリッとスパイスを加えるのが、ブーケとブートニアに投入されたヴィヴィッドピンク。
一点投入されたピンクのおかげで、全体の雰囲気を壊すことなく、鮮やかなインパクトをプラス。
お揃いのアクセントカラーを身にまとった主役の2人に向けて、ゲストからの視線も一段と集中しそうですよね。
差し色ブラックがスタイリッシュのカギ
ブラックを効かせて洒脱な空間に
「URBAN STYLISH」をテーマに結婚式をあげられたこちらの花嫁さん。
潔い大胆Vカットのドレスを身にまとった花嫁さんをはじめ、会場は白やモスグリーンを基調に、シックで洗練された大人のムード満点の結婚式。
そこにインパクトを添えるのが、差し色のブラック。
高砂やゲストテーブルには、ブラックグリーンのフラワーベースを。
飾るのは真っ白な花びらに黒の花芯が特徴的な、白いアネモネ。
少し登場させるだけで、場を引き締める抜群の存在感を放ってくれるブラック。
黒が占める面積は決して多くないので、「重い印象になってしまうのでは?」という心配もご無用。
余計な色を登場させず、グリーンとモノトーン、ゴールドで組み合わせると、こんなにもモダンな空間ができるのですね!
ブラック投入は海外でも
海外でもこの差し色ブラックが、ウェディングシーンに登場しているよう。
先ほど同様、白のアネモネをポイントにしたケーキのデコレーションは、ケーキ自体も白から黒へのグラデーション!
https://www.pinterest.jp/pin/86764730306790147/
キャンドルやプレートをブラックで揃えれば、ゴシック調の雰囲気が高まり、主役のレッドとの対比がくっきりと鮮やかに。
https://www.pinterest.jp/pin/86764730306315582/
「ウェディングに黒・・・!?」と思われるかもしれないですが、差し色として使うのであれば、ハードルはぐっと低くなります。
ぴりっと引き締まる、差し色ブラックの威力を感じてみて。
大人のピンクはトーンと分量が大切!
ピンクはキュート系花嫁さんが大好きなカラーだけど、懸念されるのは子どもっぽくならないかどうか。
全体をピンクばかりにしてしまうと、ガーリーすぎてトゥーマッチになることも。
また、ダスティカラーなど、落ち着いたトーンの色のピンクをチョイスするのも大切です。
メインのピンクは使いすぎずに引き立たせて
こちらの花嫁さんは、グリーンいっぱいの会場の中で、スモーキーピンクをポイントに使ったテントウェディングをされたそう。
主役カラーのピンクは、エアリーなアーチやテーブルナプキンなどで取り入れ、愛馬の手綱にもさりげなくあしらって、統一感をアップ。
たっぷりのグリーンとホワイトのなかで、スモーキーピンクが効果的に顔を覗かせ、清らかな可愛らしさを演出。
メインカラーのピンクを大人な感じに仕上げたいなら、多用せず、ここぞというポイントでアクセントづかいするワザを、ぜひ真似してみて。
子どもっぽくならず優しい落ち着きさえ感じる、ピンクの使い方にアップデートできるはずです。
淡いピンクでほのかなニュアンスを
こちらは、全体的に淡いペールトーンとゴールドでまとめたテーブルコーディネート。
白とくすみグリーンを中心にまとめた装花のなかには、ごくごく淡い色彩のピンクの花が見え隠れ。
https://www.pinterest.jp/pin/825636544165824475/
本当にそっとニュアンスを添える程度ですが、真っ白ばかりの装花よりもどこか優しい雰囲気がプラスされますよ。
淡いピンクを、主張しすぎないアクセントカラー使いして、会場のムードをほんのりと高めてみてはいかがでしょうか。
くすみカラーなら多色づかいもOK
ボーホーウェディングにマッチ
多くの花嫁さんから支持を集めるトレンドのボーホーウェディングは、鮮やかな色味を多用しないのが特徴。
先輩花嫁さんは、ダークカラーとくすみカラーをうまく組み合わせてアクセントにしているようです。
花嫁さん自身は、シックなボルドーの黒蝶ダリアを使ったブーケを持って、大人っぽくドラマチックな印象に。
テーブルには、くすみカラー+ダークトーンの花々のほか、ブラッドオレンジやイチジクなどのフルーツをたっぷりとあしらって。
いくつもの色を使っていますが、いずれも落ち着いたトーンなので、落ち着きと華やかを両立したコーディネートに!
溢れんばかりのミモザに視線集中!
ミモザイエローで洗練された印象に
イタリア発祥と言われる「3月8日に女性にミモザの花を贈るイベント」がここ数年で日本にも浸透してきており、ミモザに年々注目が高まっていますよね。
元気が出る鮮やかなイエローとその愛らしい見た目に、ミモザが好きだという人も多いのではないでしょうか?
https://www.pinterest.jp/pin/688839705480393491/
結婚式でも、このミモザを印象的に使ってコーディネートされた花嫁さんが。
他の色を極力使わず、白とベージュ、グリーンを使ってすっきりとまとめられた会場に、ミモザのみの大きなシングルブーケを持った花嫁さんが最高のアクセントに!
シンプルな3段のウェディングケーキも、キュートなケーキトッパーと、花嫁さんのブーケとリンクするたっぷりのミモザでデコレーション。
花嫁さんと花婿さんを主役に、ミモザを準主役として際立たせた会場は、想像以上に大人っぽい印象に。
どちらかと言うとカジュアルな印象のあったミモザの花で、こんなに上品で洗練された演出が作れるとは、嬉しい発見です。
ブルー×イエローでフレッシュな爽やかさ
差し色イエローがポイント
こちらの結婚式では、青のバンダナのガーランドを高砂に飾るなど、ブルーがメインカラー。
ナフキン、新郎のベストやリボンシャワーも、もちろんブルーで統一されています。
そんななか、装花やウェディングケーキで差し色に加えているのが、ビタミンカラーのイエロー。
爽やかなブルーに相性抜群なイエローが加わることで、より清涼感ある晴れやかなムードが完成。
青×黄の組み合わせは、大切な友人達に囲まれ、明るく笑顔いっぱいで過ごすパーティーを一段と盛り上げてくれそうな、清涼感と明るさを感じる色使いですよね。
不揃いなカラフルグラスをチョイス
マルチカラーという選択肢も
パーティーの装飾で個性を出したいなら、形や色をあえて不揃いにしたグラスをアクセントにセッティングするのも◎
ゲストのそれぞれのキャラクターに合わせてグラスを選んでみても素敵ですよね。
https://www.pinterest.jp/pin/825636544165824118/
抑えたトーンのグラスにすれば、ポップにならず、思いのほかまとまった印象に。
白のテーブルクロスやキャンドルに、マルチカラーのグラスがポイントとなり、クラシカル一辺倒になりがちな演出に、大人の遊び心のエッセンスが加えられますよ。
ニュアンス感じる、カラーのブーケにチャレンジ
大人花嫁におすすめ
真っ白の「カラー」の花は、スタイリッシュな雰囲気抜群で依然として人気ですが、ブーケにすると白いウェディングドレスには同化してしまいがち。
でも、白に淡いパープルのグラデーションが加わった複色のカラーならば、そんな心配も無用。
https://www.pinterest.jp/pin/825636544165830681/
カラーの花が持つスマートで小粋な雰囲気はそのままに、ニュアンス感じる色味のアクセントが、ドレス姿に柔らかな華を添えてくれます。
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色づかいを極め、印象深い結婚式を
全体的には「ナチュラル」「シンプル」な結婚式でも、何を使って、どのような色味を主張させるかによって、個性もインパクトも変幻自在!
装花やブーケ・テーブルコーディネート・花嫁さんの装い自体とポイントにできる箇所はたくさんで、メインカラーを効果的に使ったり、対向色を差し色にしたり、引き締め色をポイントにしたり…と、アクセントカラー使いは様々に楽しめます。
アクセントカラーを味方につけて、オシャレ上級者の装いや演出を手に入れ、こだわりの詰まったウェディングを迎えてくださいね。
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mille dessins
2018年初夏に挙式。ギフトやカリグラフィに興味をもつフリーライターです。
自分らしくセンスフルな結婚式をお考えのプレ花嫁さんに、気持ちを高めるアイディアやヒントを発信します。
Instagram:@mille_dessins