
TAM’S WORKS描き下ろしサンキュータグ無料テンプレート
by ARCH DAYS編集部
大注目のクリエイターTAM’S WORKSってどんな人?!
TAM’S WORKSに初のインタビュー
ARCH DAYSでも連載を持つ人気の消しゴムはんこ作家・TAM’S WORKSは、その洗練されたセンスと独創性で、私たちに消しゴムはんこの全く新しい可能性を見せてくれた唯一無二のクリエイター。今では消しゴムはんこという領域を超えて、レタリストとして、イラストレーターとして、様々な分野で活躍しています。思わず手をとめていつまでも見たくなるような作品が日々アップされる彼女のInstagramアカウントはフォロワー4万人にも及ぶ人気ぶり。ハンドメイド・DIY好きならフォローしている人も多いのでは?
彼女の作品は広く認知されているけれど、TAM’S WORKSって一体どんな人なのかはあまり知られていませんよね。今回ARCH DAYSでも初めて彼女にインタビューをし、どうやって今のスタイルを確立したのか、日々どんな風に作品を作っているのかなど、自身のお話を色々と伺いました。特別にARCH DAYSオリジナルのサンキュータグも描き下ろしも!
デザインを学んだ経験もなし!ママになってから活動をスタート
ママとクリエイターの二つの顔
実は幼稚園に通う息子を持つママであるTAM’S WORKS。今でこそ幅広く活躍する彼女も最初は、消しゴムはんこに興味を持ったことからその活動はスタート。
TAM’S WORKS (以下T):消しゴムはんこはちょうど息子が1歳になって少し手が離れた頃から始めました。
消しゴムはんこってくまちゃんとかうさぎちゃんとか、割とファンシーなものが多いんですよね。私もはじめはそういうのを彫ってたんですが、次第に「もっと実用的なスタンプが作りたいな」と思うようになり、レタリングのデザインとか実際に自分が使いたいものを彫るようになりました。
その後、息子さんが幼稚園に行き始め、少しではあるもののまとまった時間がとれるようになったことから、仕事の依頼も受けられるようになり、活動はより本格的に。
実は以前は印刷会社に勤務いていた経歴を持つ彼女。
T)仕事上、デザイナーさんとやり取りすることは日々あったりしましたが、私は実はイラレもフォトショも使ったことがないんです。今でも、お仕事のお話を頂いた際に「イラレもフォトショも出来ないですけど大丈夫ですか?」って最初に先方に聞いてます。笑
学生時代にデザインを学んだ経験も無し。デザインを作る基本的なソフトも使ったことがなく、すべて自分の独学でここまで来たというから驚き!!
iPad Proとの出会い
最近は、iPad Proを使って制作をしているところをTAM’S WORKSさんのインスタグラムでもよく見かけます。どうやって使うの!?と気になっている人も多いのでは?気になるiPad Proの使い方や制作のあれこれについても聞いてみました。
T)1年半ぐらい前(2017年)、今のiPad Proが出たころ、まわりでも「iPad Proと一緒に使うApple Pencilがすごい!」と話題になっていて、Appleの表参道店に見に行ったんです。店頭に置いてあったデモ機に、今でも制作で使っている「Procreate」というイラストのアプリが入っていて、「私がやりたかったのはこれだー!!!」と、その日にそのままiPad Proを購入したんです。
デモ機でProcreateのことを初めて知り、そこからは独学で使い方を習得。Procreateはオーストラリアのディベロッパーによって作られたアプリ。当時、日本語のサイトではほとんど使い方がのっておらず、海外の方のインスタグラム動画を地道にチェックし続けたそう。気になる部分でこまめに動画を止めては、どの表示を押したのか!?とスクリーンショット画面を目をこらして確認。そんな努力を続けながら、自分自身もどんどん使えるように。
ARCH DAYSでは以前にもiPad Proで「Procreate」アプリを使ったデジタルグリーティングカードの記事を紹介♪
iPad Proは自分にとってスケッチブックの代わり
iPad Proは自分にとって「スケッチブックの代わり」と話すTAM’ WORKSさん。ちょっとしたメモもApple PencilでiPad Proに書きこむそう。
T) iPad ProとApple Pencilのいいところはペンと紙と同じ感覚で使えるところ。フォトショもイラレも使えないし、デザインの知識はないけれどすぐに使えました。今までは、紙に何度も書いたり消したり繰り返して時間がかかっていた作業も、画面上で自由に拡大や縮小、部分的な修正がサクサクできるようになりました。しかも、愛用しているProcreate内にはレタリングやイラストに合わせた様々なブラシ機能があり、Apple Pencil1本で何でも自由に表現できるんです。
T)文字に関しては小さいころから高校生ぐらいまでずっと書道をしていたのが大きいのかなと思います。どう配置したら綺麗に見えるのか、というバランス感覚は書道で身についた気がします。
最近ではiPad ProとApple Pencilで書いた書道もインスタグラムでアップされており、その達筆ぶりが話題に!今でもふと無性に書道をしたくなるタイミングにiPad Proの書道アプリを開いて書いているんだそう。
描くことが目的ではなく、それで「なにかを作る」ことが目的
T)好きな制作・モノづくりを続けていたら、ありがたくお仕事になったという感じ。でも描くこと自体が目的ではなくって、iPad Proも図案や素材を作るツール。描くことだけで完結せずに、成果物を見てもらうことを意識をしてます。だから作家の活動としては、イラストや文字を使ってさらにこんなことができるということを、もっともっと見せたいなと思っています。
以前に出版した素材集も、その素材から何が作れるかも伝えたくて写真を多めに掲載したんだそう。家庭用のプリンタで転写紙に印刷してこどものTシャツを作ったり、シール用紙に印刷してボトルに貼ったり…活用の可能性は無限。
『ハンドレタリング素材集 TAM’S WORKSによる手書き文字・フォント・スタンプの世界』 著者:TAM’S WORKS
ARCH DAYSのためにオリジナルデザインを描き下ろし!
一年中ずっと使える「サンキュータグ」
今回はそんなTAM’S WORKSさんにオリジナルのサンキュータグをデザインしていただきました!シンプルに「Thank You」と書かれたタグはお返しや御礼、母の日・父の日、プチギフトなど一年中通して使えます。
ちなみにApple Pencilにつけているのはボールペンやシャープペンシルから取り外したゴム製のグリップ!より握りやすくなり、クリエイターの中では使っている人が多いんだとか。
まず「Thank You」の文字をレタリングをしておき、別のレイヤーで背景を作成。さらにタグの形のレイヤーを上から重ね、レタリングした文字を配置。コピー&ペーストを重ねていき、最後に色を調整して完成。
ここまでの技術にたどり着くにはなかなか時間がかかりそうだけど、配色や文字の重ね具合など、そのセンスは是非参考にしたいもの!
サンキュータグは記事から無料ダウンロードOK
今回作っていただいたサンキュータグは記事の最後にあるDOWNLOADボタンから印刷をして使ってくださいね。少し厚めの紙に印刷するのがオススメ。クラフト紙ならまたガラリと雰囲気が変わります。パンチ穴にハトメをすると、よりオシャレな仕上がりに。
リボンと一緒につけて、感謝の気持ちを込めたラッピングに。
ワックスペーパーもタグをつけるだけでドレスアップ!プチギフトやたくさん配るホワイトデーにも。
今後やってみたいことは?という問いに「iPad Proで水彩画にチャレンジしてみたい」と答えてくれた彼女。TAM’S WORKSが描く水彩画なんて、考えただけでワクワクしてしまいますよね。楽しみにしています!!
TAM’S WORKS
タムラ アズサ
消しゴムはんこ/ハンドレタリング 作家
2013年、偶然出会った消しゴムはんこに魅了され、作品を作り始める。翌年から本格的に作家活動を開始。西海岸テイストにマッチするハンドレタリングや、おしゃれなイラストが大人気。Instagramのフォロワー数は39,000人を超える。
著書に「ハンドレタリング素材集」(翔泳社)、「TAM’S WORKSの消しゴムはんこ」(日本ヴォーグ社)などがある。
Instagram : https://www.instagram.com/tamsworks/
Website : https://tamsworks.themedia.jp
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キャンプやフェス、雪山、海、お酒を愛するアウトドア女子。小さいころから絵を描くのが好き。2児の母。