
トレンドは”ボーホーウェディング”⁈ドレスや会場装飾のコーディネート術
by m-Nao
ボーホーとは?
ボーホー(BOHO)とは、自由奔放の意味を持つ「ボヘミアン」と「ソーホー(SoHo)」というニューヨークのおしゃれな地区を掛け合わせた造語。
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ボヘミアンファッションというと、フォークロア調のデザインや牧歌的な要素を持つ自由な発想のファッションをイメージしますが、そこに都会的でスマートなソーホーのエッセンスを加えたのが「ボーホーファッション」。
近年よく耳にするようになったスタイルのひとつですよね。
ボーホーウェディングってどんなスタイル?
2011年に行われた海外モデル、ケイト・モスの結婚式から火がついたとされる「ボーホーウェディング」は、その名の通りボーホーファッションを取り入れたウェディング。
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肩肘張らないナチュラルな雰囲気の花嫁スタイルは多くの女性の注目の的となり、フォークロア調の刺繍を施したドレスやナチュラルな雰囲気のブーケなど、ウェディングシーンにもボーホーファッションの波が起こりました。
今のトレンドは?
いち早くボーホーファッションの流れを受けたウェディングドレスのコレクションでは、今に至るまでボーホースタイル人気は衰えず、より自由に、よりドラマティックに進化を続けています。
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またヘアスタイルやアクセサリー、ブーケといった花嫁自身のスタイルだけに留まらず、結婚式のテーマ自体にボーホーを取り入れるのが今のトレンド。
アイテムやペーパーアイテム、会場装飾まで、色々なアイテムから自分たちの好きなイメージを集めて、自由な発想であなたらしいウェディングを完成させましょう。
まずは、ボーホースタイルのドレスを紹介
おしゃれ花嫁さんに人気の”テンパリーロンドン”や”ジェニーパッカム”も、ボーホースタイルを得意としているドレスブランドです。
これから紹介するいくつかのスタイルで気になるものがあった方は、ドレスショップに試着に行った際にこの2つのブランドの名前を伝えてみるのもおすすめ。
Temperley London(テンパリーロンドン)
民族的な刺繍やモチーフを得意とするテンパリーロンドン。
近年のコレクションでは花のモチーフや華やかなシルエットのものも増えていますが、フォークロアなボートネックや植物のモチーフのラスティックな雰囲気のデザインも根強い人気です。
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こちらは蔦や葉などの植物をモチーフとした刺繍と、とろみのあるスカートのラインが印象的なドレス。
大小様々な刺繍がされているので、カラフルな花を束にしたクラッチタイプのブーケとよく合います。
テンパリーロンドン”Laelia Floral Dress”
Jenny Packham(ジェニーパッカム)
エアリーな素材や、繊細なビージングが印象的なジェニーパッカム。
フェミニンかつ着る人に自信を与えてくれる華やかなドレスは、現代の自由な発想のウェディングにもぴったりです。
背中のVバックに向かって流れるようなレーススリーブとウエストラインの装飾が華やかでありながら、軽やかな素材使いでボヘミアンウェディングのイメージにもよく合います。
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気になる会場装飾のポイントは?
先ほどお伝えした通り、ドレスと花嫁のスタイリングだけではなく会場装飾にまでこだわるのが、今のトレンド。
自由な発想だからと言ってそれぞれのアイテムを個別に選んでいるだけでは、パーティー全体のまとまりがなくなってしまう危険性も。
そこで、押さえておくだけで一気にボヘミアンウェディング感の出る2つのポイントをご紹介します。
テーマカラーをしぼる
パーティー全体の装飾において大切なのが、ベースとなる色を決めておくこと。
この時重要なのは、テーマカラーを4色までにしぼっておくことです。
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例えばボーホーウェディングで多く使われるのは、深いグリーンと淡いグリーン、そして深みのあるブラウンとアイボリーという組み合わせ。
この色のアイテムしか使わないというわけではなく、ベースの色をこの4色までにして会場装飾を行うと、ウェルカムスペース・高砂・テーブル装飾などで異なるアイテムを使っても統一感のある世界観が生まれて◎
また全体に使う色をしぼっておくと、テーブルフラワーやブーケブートニア、ケーキ飾りなどのポイントに差し色として黄色や紫、オレンジという色味を足した時にもとても映えます。
シンボリックな花材を選ぶ
パンパスグラスや、オリーブ、スターチスといったボーホーの世界観においてシンボリックな花材を、ブーケやブートニア、会場装飾用に選んでみるのもおすすめです。
これらの花材は先ほど挙げたボーホーウェディングでよく使われるカラーパレットの色味にも入っているため、ベースの花材として使うのにとても優秀なアイテム。
特にパンパスグラスは大きく存在感のあるものから、こぶりなアイテムにあったものまで、用途に合わせて様々なサイズ感で使うことができるので、全体の統一感を出しやすくて◎
ポイントを押さえて自由な発想を楽しもう!
ボーホーウェディングの自由な発想というのは、おしゃれを楽しむという感覚から生まれているもの。
特別な1日の準備となると、考えすぎてしまいがちですが、大切なのは自由な発想で楽しむことです。
簡単なポイントを押さえて、あなたらしいボーホーウェディングを完成させましょう。
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m-Nao
プランナー、ドレススタイリストとして多くの結婚式に関わる。
現在は子育てに奮闘しながらも、大好きなブライダル関連の情報収集は欠かしません。