
食空間コーディネーター直伝!悩まない披露宴テーブルコーデの重要ポイント「色と高さ」とは?
by gramercy.bymichelle
会場の印象を左右するテーブルコーディネート
ウェディングでレセプションパーティーの印象を左右する会場コーディネート。なかでもゲストが最も長く時間を過ごす場所、食事をするテーブルは、会場全体の中でもどうするか悩みますよね。
“テーブルコーディネート”というと敷居が高く、普段あまり意識したことがないという花嫁さんも多いのでは?でも結婚式においてはとっても重要な部分。
実はたった2つのポイントをおさえるだけで、素敵なコーディネートに仕上げることができるんです!
テーブルコーディネートの基本!おさえるポイントは「色」と「高さ」
重要ポイント1つ目!色は3色以内にまとめるべし
テーブルクロス・装花・ペーパーアイテム・プレイスプレート(位置皿とも呼ばれている最初にセッティングしてあるお皿)など、テーブル上にはいろいろなアイテムがあります。それぞれ好きなものを決めていくと、案外まとまりのないコーディネートになってしまうことも。
上手にコーディネートするためには、色のポイントがあるのをご存知ですか?それは、卓上の色味は3色以内に統一することなんです!
白・黒・ガラスのような透明なものは色味にカウントしません。なので、装花に複数の色味を使いたい方は、テーブルクロスを白にしてみるとすっきりまとまって◎
装花のボリュームにもよりますが、真っ白なテーブルクロスだけではもの足りない場合は、テーブルランナー(テーブルの一部を覆う布)を取り入れて色味にアクセントを効かせるのもおすすめです。
コーディネートのメインカラーを1色決めておくと、他の2色も選びやすいでしょう。また、メインカラーを中心に各アイテムの色味を揃えると、全体にまとまりが生まれます。
装花とテーブルクロスの色を同系色のピンクにまとめたコーディネート
高さにも注意して
テーブルの中心に位置する装花ですが、卓上に置かれるものの高さには注意しましょう。せっかくの楽しいレセプションの食事も、あまりに高さのある装花を置いてしまうと会話の邪魔になってしまいますよね。
ここでは、30cm以内の高さが理想!
高さのある枝ものを取り入れたい場合は、邪魔にならないよう目線の高さは透明の花器を使用し、視界を遮らない工夫をしましょう。
高さがあっても、ボリュームはトップだけに抑えた邪魔にならない装花例
差をつけるならナプキンワークでアレンジを!
アレンジの幅を広げるナプキンワーク(ナプキンの折り方)
テーブルコーディネートに必要なアイテムとして、必ず用意されているナプキン。実はこのナプキンこそ、折り方一つでテーブル上の印象を変えてくれるアイテムなんです。
フォーマルな場では折り目の少ない三つ折りが正式とされていますが、アレンジの幅は様々。
真っ白のナプキンも、高さのある折り方をすることで、テーブル上の立体感を演出してくれます。高さがあれば、メニュー表などのペーパーアイテムを立てかけることもできて◎
会場に色物のナプキンの用意があれば、アクセントに取り入れてみるのもいいかもしれません。その時は3色ルールをお忘れなく。
王冠のアレンジの折り方は、ボリューム感もあってテーブルに華やかさを演出してくれるでしょう!
ポイントで小物を取り入れても◎
ひと手間加えたいという方は、ナプキンワークではなくリボンや麻紐などの小物を取り入れてみてはいかがでしょう?
会場装花と色味をリンクさせたトーションフラワーを添えるのも、おしゃれにコーディネートを仕上げるのに一役買ってくれること間違いなしです。
ただ丸めるだけのナプキンワークも、ペーパーアイテムやトーションフラワーを足すことで、おしゃれさを演出できますよ!
ルールは簡単!お気に入りのテーブルコーディネートを考えよう
色と高さ、この2つのポイントさえおさえれば、テーブルコーディネート案も出しやすくなるのではないでしょうか?
色などは口頭でイメージを伝えるのは難しいので、自分のお気に入り画像など分かりやすい形でプランナーさん、フローリストさんに伝えてみてくださいね。

Michelle
カリグラフィーアート・食空間デザイナー
自身の結婚を機にモダンカリグラフィーやテーブルコーディネートを学ぶ。現在は筆耕デザインやワークショップを国内外で開催。
幼い頃NYで過ごした経験から、世界を旅しながらトラベルライターとしても活動中。
Instagram :@Gramercy.byMichelle , @Michelle_dailypics
Gramercy Table Styling & Arts Website:https://gramercy.themedia.jp/
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