
結婚式どんなテーブルクロスやナフキンが正解?とびきりオシャレなコーディネート術
by Satomi Imai
テーブルコーディネートを考える時はテーブルクロスやナフキンが大事!
花柄のテーブルクロスがとってもインパクトがあり華やかなテーブルコーディネート
会場装飾を考える時、まずはお花をどんな雰囲気にしようかなと考えるはず。でも実は意外に大事なポイントになるのが、テーブルクロスやナフキンをどうセレクトするか。同じ会場やお花の装飾であっても、テーブルクロスとナフキンの組み合わせ次第で空間の雰囲気はガラッと変わるんです。会場ごとに様々なバリエーションがあるので、プランナーさんに確認ながらイメージしてみるのがオススメ。
定番のテーブルコーディネートの組み合わせは、アンダークロスというテーブルを覆うようにかけるテーブルクロスと、その上にかける半分くらいのサイズのトップクロス、そしてナフキンをお皿の上にセットするスタイルです。トップクロスは白系が基本ですが、トップクロスを使わずにアンダークロスの色味を全面に押し出してもOK。
今回は、テーブルコーディネートの雰囲気をテーマ別にご紹介。ご自身の結婚式のコンセプトに合わせて、ぴったりな組み合わせを考えてみてください♪
クラシカルな王道ウェディングを目指すならシンプルな色合いがおすすめ
ロイヤルウェディングを思わせるようなノーブルでクラシカルなコーディネートがテーマの方には、シャンパンカラーやゴールド、白、ブラウン、ネイビー、シルバー等シンプルな色合いのテーブルコーディネートがオススメ。テーブルクロスなどは、程よい光沢感がある素材の物だとより気品がアップします。お花の雰囲気も白×グリーンなどのシンプルな色やパープルなどを取り入れると、より上品さを引き立てて◎
ナチュラルウェディングならグリーンを活かすテーブルコーディネートに
テーブルクロスがモスグリーンでおしゃれでナチュラルなコーディネート
森の中やガーデンを思わせるようなナチュラルウェディングを目指す方には、ホワイトやグリーン系、淡いイエロー等のさりげないパステルカラーを組み合わせたコーディネートがオススメ。森の中にもあるような自然な色味を意識するとイメージが膨らみやすいかも。会場によっては、敢えてテーブルクロスを敷かずにテーブルのウッド素材の風合いををのまま活かすなんて方法も。
大人可愛いアンティークウェディングにしたい方には!
ピンクの甘いお花をグレーやスモーキーな色と組み合わせたテーブルコーディネート
アンティークウェディングをテーマにしている方には、くすみがかった色合いをどこかに取り入れるのがコーディネートのポイント。モーブピンクやショコラブラウン、ラベンダー、スモーキーなライトブルーなどのカラーはきっとアンティーク感が引き立ちます。お花に色味を持ってきて、テーブルコーディネートはシャンパンやオフホワイトで抑えるのも素敵。ブラウン等のダークトーンカラーとピンク等柔らかい色味を合わせるのも大人可愛くていいですよね。
カラフルウェディングをどうしたらおしゃれに見える?
ブルーとオレンジの組み合わせが上級者なおしゃれコーディネート
トレンドのカラフルウェディング。目を引くようなビビッドなカラーのお花を飾るのがポイント。テーブルクロスやナフキンはお花が引き立つように敢えてホワイト系などでシンプルにするのが、きれいにまとめる秘訣。また、お花では出しづらいようなターコイズブルーなどのカラーのテーブルクロスや食器などを使うなら、お花とのコントラストを効かせてくれるので上級者テクニック。シックな色合いのテーブルクロスであれば、個性的な柄物の物でも引き立つかも。もちろんテーブルクロスやナフキンにもカラーを取り入れてもOK。騒がしくなりすぎないように意識してみて。
季節感を生かしたテーブルコーディネート
会場装飾に鮮度のいいお花を用いながら季節感を取り入れたい方は、テーブルコーディネートで表現するのがオススメ。各シーズンをイメージした時にしっくりくるカラーから考えてみましょう。
「春ウェディング」はパステルカラーを使って
ブルーのテーブルクロスとピンクのナフキンを上手に組み合わせたテーブルコーディネート
春のお花は種類も色味もとても豊富な時期。飾りたいお花をイメージして、それが引き立つようなカラーを考えるのがオススメ。ホワイトやパステルグリーン、ライトイエローなどの明るい色味をテーブルクロスなどにするだけで、会場の雰囲気はぱっと明るい春の空気に。
「夏ウェディング」は元気なビタミンカラーを
イエローなどのビタミンカラーと麻の組み合わせが夏らしいコーディネート
海を思わせるようなブルー系や、新緑イメージのグリーン系、元気な夏のイメージにピッタリなビビッドカラーのテーブルコーディネートなどがオススメ。爽やかな印象を与えるような色合いを意識すると◎。ボーダーの柄などを取り入れるのも夏らしさを表現できますね。
「秋ウェディング」はシックにブラウン系を意識して
ボルドーカラーのテーブルクロスもピンクのお花と組み合わせてクラシカルすぎないコーディネートに
秋はシックなイメージ。実りの季節にピッタリなブラウンやボルドーなどをベースカラーとして考えてみてはいかが?暖かみを感じられるような組み合わせを意識すると◎。実物や暖色系の装花にブラウン系のテーブルクロスを合わせれば、一気にオータムの印象になって大人っぽく見せることもできます。トップクロスやナフキンに白系を取り入れる際にも、オフホワイトのような柔らかいトーンを意識するといいかも。
「冬ウェディング」は敢えてのモノトーンをセレクト
ブラックのお皿とアイボリーのテーブルクロスがスタイリッシュなコーディネート
モノトーンなダークカラーや、モスグリーン、ボルドー、ブラウンのようなクリスマスイメージを引き立てる色味がオススメ。まっさらなホワイトやライトブルーの明るいコーディネートで雪のイメージを演出するのも冬だからこそのテーブルコーディネートになりますね。
おしゃれなテーブルコーディネートにはテーブルランナーが欠かせない!
テーブルの中央を走るように敷く細いクロスがテーブルランナー。上手く取り入れればオシャレ上級者に。シンプルなテーブルクロスに、アクセントカラーやテーマカラーのランナーを敷けば一気に会場の雰囲気を作れちゃいます。ランナーになら、柄ものやレースなども取り入れやすいですよね。
丸テーブルにランナークロスを取り入れるのももちろんいいけど、特に「晩餐会スタイル」と呼ばれる細長いテーブルの場合はテーブルランナーとの相性が抜群なんです!
席札もテーブルコーディネートの一部!
ゲストの名前を記載して着席場所の目印にしてもらう席札。デザイン性豊かな席札がたくさんあるので、席札を工夫することで会場に入った瞬間の印象を変えることもできちゃうぐらい!色味や形、素材なども、テーブルクロスやナフキンとの兼ね合いでセレクトすると統一感が出て◎
▼席札を手作りしたい方におすすめ
ナフキンは折り方にバリエーションが
グリーンのナフキンでカトラリーを束ねたピクニックのようなコーディネート
ナフキンは、色味だけでなく折り方や置き方にもバリエーションがあります。デルタと呼ばれることが多い三角形の形やクルクルとロールしたスタイル等が定番ですが、折り紙のようにユニークな形にもできます。ポップなウェディングにしたい花嫁さんは、折り方を凝ってみてもいいかも。
トーションフラワーがあるとゲストテーブルは華やかに
ビビットなピンクのトーションフラワーとタイル席札の組み合わせがおしゃれ
各ゲストのナフキンにナフキンフラワーを添えておもてなしするのも最近のトレンド。小さなお花でもいいですし、グリーンや実物、ドライフラワーなども素敵。一気にテーブルコーディネートが華やかになります。
▼トーションフラワーのアイディアを見るなら
結婚式、ゲストテーブルがとびきり可愛くなるトーションフラワーって知ってる?
席札やメニュー表などのペーパーアイテムとともにお花を一輪添えるだけでテーブルをパッと華やかに彩ることができる魔法のアイテム。
まずはテーマを決めて、テーブルコーディネートをイメージ
テーマ毎にオススメのテーブルコーディネートのアイディアをご紹介してきましたが、いかがでしたか。テーブルクロスやナフキンが変わるだけでも会場の印象は様々に変化するので、せっかくならなんとなく決めるというよりも、ウェディングのコンセプトを引き立てるような組み合わせを選びたいですよね。
まずは会場のプランナーさんにどんなテーブルクロスやナフキンをセレクトできるのか確かめてみて。バリエーションが分かったら、あとはどんなテーマのウェディングにするかイメージして、ピッタリのテーブルコーディネートを考えてみてくださいね。

Satomi Imai
元フラワーデザイナー。