
会場装飾で迷っている花嫁さん必見!春のお花の装飾でハイセンスな結婚式を
by Satomi Imai
会場の天井からつるされる春のお花がとっても華やかな空間を演出
披露宴会場の雰囲気を大きく左右するのが、装花のイメージ。同じ会場でも、どんな種類のお花を飾るかによって雰囲気がグッと変わってくるんです。
使えるお花は季節によって様々!
お花といえば季節が重要。最近では輸入のお花なんかも充実してきて、1年通して入荷できるお花の種類もだいぶ増えてきました。それでもやっぱり季節によって使えるお花やオススメ花材は違いがあります。装花にこだわって会場の雰囲気をコーディネートしたい花嫁さんは、結婚式の季節の選び方や、自分の結婚式の季節にどんなお花が使えるのかあらかじめチェックしてみて。
お花にこだわるならやっぱり春!
お花にこだわりたいのであればやっぱり春の季節はとってもオススメ!春は使えるお花の種類がすごく多いですし、同じお花でも他の季節と比べてサイズが大きかったり品質もいいことが多いんです。また、春のお花はカラーバリエーションもすっごく豊富。他の季節では表現するのが難しかったり高価になりがちなパープル系や渋みのあるアンティークなお色味なんかも、春のお花であれば叶えられるかも!
春のお花は実は寒い時期がシーズン
ここまで春のお花と書いてきましたが、春のお花っていうと皆さんがイメージするのは何月頃でしょうか?4月ぐらいから出始めると思う方が多いかもしれませんが、実はお花の入荷の暦は私達のイメージより1~2ヶ月くらい早いんです。種類やその年の気候などにもよりますが、代表的な春のお花はだいたい12月後半くらいから出始めて、5月くらいには入荷が難しくなっていることが多いです。ピークは2,3月くらい。実は寒い時期はお花のハイシーズンなんですね!
春のお花ってどんな種類があるの?
一言で春のお花って言うけど、どんな種類のものがあるんでしょう?ここからは、代表的な春のお花達をご紹介しますのでチェックしてみてください。可愛いお花がいっぱいだから、きっとあなた好みのお花が見つかるはず。
春のお花で人気!”ラナンキュラス”
春のお花の中でも特に人気なのがラナンキュラス!繊細で透明感のある花びらがミルフィーユのように幾層にも重なった可愛らしいお花です。丸っこいフォルムも人気のポイント。丸咲きのバラを本当は使いたいけど高価になってしまってお悩みって方にもオススメです。カラーも豊富で、定番の白やピンクから、黄色、オレンジ、赤などの暖色系、紫の濃淡や渋みのあるコーラルピンクなどもあります。丸くてたくさん花びらが重なった咲き方のものがベーシックですが、フリフリした変わり咲きの品種なんかもありますよ。
実は様々な種類のある”チューリップ”
大人っぽいおしゃれな色合いのチューリップで彩られたソファー高砂
春のお花と言えばチューリップ!と思う方も少なくないのでは?定番中の定番でもあるチューリップのお花。知らない人はきっといないと思いますが、誰もが持っているチューリップのイメージって、赤や黄色や白のものが主ではないでしょうか?でも実は、チューリップって色んな種類があるんです。
淡いピンクや濃いピンク、アプリコットのようなパステルカラーや、淡い紫、濃いボルドーカラーに、単色ではなくマーブルカラーの品種など、お色味も様々。咲き方も、ふんわり八重咲きの可愛らしい物や、花びらがシュッとスレンダーでオシャレな咲き方の物など色々あります。定番のチューリップをイメージして「好みじゃないかな」と思っていた方も、実は好みにピッタリのチューリップがあるかもしれません。
フリルのように可愛らしい”スイートピー”
白とダークパープルのスイートピーで作られた春ならではのブーケ
1本の茎にフリフリと可愛らしいお花がいくつもついたスイートピーのお花。ラインを描いたりボリューム感を出すのにもとっても役に立つので、春のウェディング装花に欠かせないお花と言っても過言ではありません。
白やピンクや黄色、赤、オレンジに、紫系やボルドーカラー、濃い色淡い色、渋みのあるカラーなど、色味のラインナップもとても豊富。春のお花はコストパフォーマンスの高い物が多いのですが、その中でも特に優秀なお花と言えるかも。あと、実はスイートピーは甘くてとてもいい香りがするんです。
ドレスにも和装にも合う”桜”
春の季節の代名詞と言えば桜!実はブライダルコーディネートにも桜を取り入れることができるんです。他のお花と合わせてポイントとして使ってもいいけれど、桜を集めて際立たせるアレンジにすればゲストに春のイメージをたっぷり楽しんでもらえます。ブラウンやネイビーなどダークな色味のテーブルクロスと合わせるのが特にオススメ。シックで気品ある会場を演出できます。ドレスだけでなく和装との相性も抜群。
4月5月の旬のお花は?
グリーンの枝ものも取り入れながらたっぷりのグリーンとお花の高砂装花
ここまで紹介してきた春のお花は、冒頭でお伝えした通り肌寒い時期がメインのシーズンです。ですが、4月後半や5月の挙式日の花嫁さん達も、春のお花が使えないってガッカリすることはありません。
4月後半や5月頃は、芍薬(ピオニー)やライラック、バラ、ダリア、スズラン、ビバーナム、アジサイなど、とっても素敵で贅沢なお花がたくさんあります!緑の枝ものなんかも出てきて、ナチュラルなグリーンウェディングも叶えられちゃう。また、種類だけじゃなくて色味によっても雰囲気は変わってくるので、まずはどんな結婚式のコーディネートにしたいかイメージしながら、それに合わせてお花を決めてみるといいでしょう。
テーブルクロスとのコーディネートがポイント
カラフルなお花のテーブル装花を落ち着いたパープルのテーブルクロスでぐっと大人っぽく演出
お花の種類や色合いも大事ですが、桜の紹介の時にもお話しした通り、テーブルクロスとのコーディネートでも会場のイメージって実はすごく変わるんです。同じお花で同じ会場でも、淡い色味のテーブルクロスなら可愛らしいイメージや爽やかなイメージ、ダーク系のクロスならシックなイメージやスタイリッシュなイメージ、光沢のあるクロスならノーブルで気品あるイメージが表現しやすいんです。テーマや雰囲気、使うお花、それに合わせたテーブルコーディネートと、トータルでイメージを膨らませてみて。
春の結婚式ならお花にこだわろう
芍薬やラナンキュラスなどの大振りのお花に囲まれた新郎新婦のお二人
春のお花が使える季節は、ウェディングのプロやお花屋さんの目線で見るととても贅沢な季節です。今式場選びをしている方は、使いたいお花の時期で挙式日を決めるのも◎。春のお花が使える季節に結婚式をする方は、元々はお花にこだわりがなくても、せっかくだからお花にこだわって華やかな会場の雰囲気を作ってみるのはいかが?
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Satomi Imai
元フラワーデザイナー。